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ISBN 10 : 4585220607
Content Description
中国南朝・梁の蕭繹(元帝)により作成された「梁職貢図」。そこに描かれた諸国・諸地域の使節図・題記は、6世紀における梁を中心とした国際秩序・文化的状況を鮮やかに伝える貴重資料である。近年、従来佚損していた倭国条の後半、そして新羅・高句麗や西域諸国の条を補う新資料「清張庚諸番職貢図巻」が見出され、「梁職貢図」をめぐる研究状況は新たなステージを迎えることとなった。本書では、「梁職貢図」の新出題記、そして従来の諸本の多角的検証により、その史料的位置付けを明らかにし、中心・周縁・辺縁の諸関係より構成される東部ユーラシアの世界構造を立体的に描き出す。
目次 : 第1部 東部ユーラシア世界の構造(東部ユーラシア世界史と東アジア世界史―梁の国際関係・国際秩序・国際意識を中心として―/ 梁職貢図と西域諸国―新出清張庚模本「諸番職貢図巻」がもたらす問題―/ 梁への道―「職貢図」とユーラシア交通― ほか)/ 第2部 テキストとしての職貢図(「梁職貢図」流伝と模本/ 台湾故宮博物院所蔵「南唐顧徳謙模梁元帝蕃客入朝図」について/ 「梁職貢図」逸文の集成と略解 ほか)/ 第3部 梁と「蕃夷」の国際関係(魏晋南北朝の国際関係/ 朝鮮・北朝の国際関係)
【著者紹介】
鈴木靖民 : 1941年生まれ。横浜市歴史博物館館長。専門は日本古代史・東アジア古代史
金子修一 : 1949年生まれ。國學院大學文学部教授。専門は中国古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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