Product Details
ISBN 10 : 4896292766
Content Description
明治の末頃、ある少年が、北陸・金沢の冬の夜に祖母が語ってくれた、武士の家庭に伝えられた昔話を記録した。その手書きの本が『冬夜物語』である。加賀方言が豊かに盛られた本文を翻刻し、丁寧にわかりやすく解説。金沢の市井にのこされた昔話やわらべ唄、となえ言葉、諺などをまとめ、かつての人々の心にあった物語世界を再現。そこに立ち現れる時代や風俗、人々の暮らしを読み解く。
目次 : 第1部 天保生れのおばあさんの昔話『冬夜物語』(なまけ者の話/ 意地悪婆の報い/ えっとこ ほか)/ 第2部 明治生れのおばあさんの昔話(四十雀カラカラカラ/ かかみせどころ/ ちょうずを回せ ほか)/ 第3部 金沢の暮し・ならわし・わらべ唄など(明治のわらべ唄・はやり唄・となえ言葉など/ 金沢の風習、しきたり/ 明治の暮し。学校・遊び・食べ物その他 ほか)/ 第4部 文久生れのおじいさんの日記から(明治・大正時代の珍しかった「もの」たち)
【著者紹介】
鈴木雅子 : 1928年東京生まれ。旧制東京大学文学部卒。石川郷土史学会会員。江戸時代の言葉を研究する一方、故郷金沢に伝わる昔話や加賀方言などを丹念に掘り起こし、郷土史に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

