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竹中労(ろう)河出ブックス

鈴木邦男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309624372
ISBN 10 : 4309624375
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan

Content Description

一人で闘うならば、誰とでも共闘できると訴えたアナーキスト・竹中労。「右翼青年だった僕が竹中と出会った時、竹中は“敵”だった」…何故、“敵”であった竹中に、共振し、魅了されたのか。“左右を弁別すべからざる状況”を共に闘った著者が解き明かす、アナーキスト・竹中労の体験的評伝。没後20年を経て再生される、自由を希求するための苛烈な言論と行動。

目次 : 第1章 呂律の人・竹中労(「天皇はそんなに大事なのか?」/ 「冷たい論理」よりも「熱いリズム」 ほか)/ 第2章 左右を弁別すべからざる状況―大杉栄と里見岸雄、その思想(竹中労、太田竜、平岡正明、「三バカ大将」/ 天皇を守るのではなく、我々が天皇に守られている ほか)/ 第3章 群れるから無力なのだ(「敵」を誉め、「支持層」に喧嘩を売る/ 実務が出来る「竹中労務店」 ほか)/ 第4章 科学から空想へ―左右連携のために(信念を貫けば、十字架が待っている/ 右翼と左翼は同じ根から出たのだから ほか)/ 第5章 友よ!来たりて風となれ!(日本赤軍・丸岡修と竹中労/ 悪人の味方・遠藤誠に“竹中”を見た ほか)

【著者紹介】
鈴木邦男 : 1943年福島県郡山市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代は「生長の家」学生会全国総連合(生学連)に所属し書記長として活躍。その後、全国学協委員長。政治活動家。新右翼団体「一水会」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 半木 糺

    竹中労と実際に親交のあった鈴木邦男による評伝。しかし竹中に関する記述よりも、興味深かったのは「伝説のおかま」東郷健襲撃事件の顛末である。偶然街中で東郷の姿を見かけた同士に向かって(おそらくこの人物は木村三浩であると思われる)「天の助けだ。今しかない。自転車ごと体当りして、あとは半殺しにしろ」と命令する鈴木。穏やかそうに見えても、やはり鈴木邦男という人間は根っからの武闘派なのだ。

  • 小野島 大

    きちんとした評伝ではなく、著者との個人的関わりを軸に、左翼/右翼を超越した政治思想家・運動家としての竹中を描く著。時に極端に感情的になる筆致はそれなりに魅力的だが(鈴木の著書を読むのは初めてなので、過去の著作と比べてどうかはわからない)、竹中のきわめて重要な側面である音楽/芸能/カルチャー方面への言及がほとんどないので、その点では物足りなさが残る。むしろ竹中との交流を題材に、鈴木自身の青春を描いたエッセイと言えるかも。

  • sasha

    う〜ん、竹中労の評伝だと思って購入したので肩透かし。著者が竹中と関わった青春の回顧録だよね。ルポライターとしての竹中というより、その思想を時代の空気と共に思い出してるって感じか。それにしても、野村秋介の名前が懐かしかったなぁ。

  • youhei11

    竹中労の事を知りたいと思って読むと拍子抜けかも。ただ鈴木邦男が語ることに意味がある。アナキスト竹中とあの時代の空気を知る為であればとても良い。

  • がんぞ

    東郷健が東京都知事選に出馬し政見放送で「知らない人の精液は飲まないでください、AIDSが怖い」と放送する、それはまだ堪えるとしても招待されて初日!彼の台本の演劇の舞台でヒロヒト天皇を演じる人がマッカーサーと思しきキャラに犯される演出があっては、筆者・鈴木は舞台に駆け上がって破壊せざるを得ない。皇室の方々は名誉毀損の提訴をすることを免れ、それだけに(我々)右翼は法に触れるとしても《表現の自由》に抗議せざるを得ない、思想とは言動に表れるのがすべてだから。しかし。それが竹中の演出とすると?左翼の陰謀は奥が深い

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