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いぬとふるさと

鈴木邦広

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845116768
ISBN 10 : 4845116766
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あの日から10年―遠い町でひとりぼっちになった犬は、ある日、故郷をめざした。原発事故の被災地に何度も足を運び、取材を重ねた著者にしか描けなかった絵本。

【著者紹介】
鈴木邦弘 : 1973年生まれ。長岡造形大学卒業。2015年から原発事故後の福島県双葉郡の取材を開始する。現地を「歩く」ことにこだわり、これまでに帰還困難区域をふくめ、のべ250kmを踏破。土地の空気を感じ、写真におさめ、それをもとにイラストレーションと絵本の制作をおこなっている。第4、6回MOEイラスト絵本大賞入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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犬が福島に連れて帰られた様子を、犬の視線...

投稿日:2021/04/15 (木)

犬が福島に連れて帰られた様子を、犬の視線で描く。 描き方はともかく、今の福島が、知らないうちに変えられている様子がわかる。 簡単に出入りもできれば、家屋は潰され、東京電力のためにソーラーパネルが置かれる。 オリンピックが伸びて、福島を表面的にきれいにする時間が増えた、と話す著者の言葉に、考えさせられる。

ダム さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    東日本大震災から10年、まだ震災の傷は癒えていません。そんな状況を実感させるような絵本です。いぬの避難先は、さいたま新都心なので、親近感が湧きました。犬の絵がもっと可愛いと売れるような気がするのですが・・・ 🐕 https://www.junposha.com/book/b557170.html

  • モモ

    表紙の『原子力 明るい未来のエネルギー』の看板がつらい。昔はにぎわっていたであろう商店街に人影はない。家があの日に倒れたままになっている。今は急ピッチで解体が進んでいるらしい…。『Please pass through as quickly as possible』の看板。『帰宅困難区域』よりも、より切羽つまった危なさを知らせるのはなぜだろう。田んぼはセイタカアワダチソウに覆われた後、今はメガソーラー施設に姿を変えた。そしてまた首都圏に電気を送っていることに驚いた。多くの人に読んでもらいたい一冊。

  • けんとまん1007

    先に読んだ「百年後を生きる子どもたちへ: 「帰れないふるさと」の記憶 (それでも「ふるさと」)」とシンクロする。絵本だからこそ、主人公がいぬの視点だからこそ、一層、伝わるものがある。無かったことにしようとする力に取り込まれてはいけない。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ)

    東日本大震災で埼玉に避難した犬が、震災10年後の故郷の福島県双葉町を訪れる話。犬目線で描かれている。著者が実際の写真を撮り絵を描いている。

  • ツキノ

    2021年3月発行。犬の目線で描く、原発事故後の双葉町の姿。著者が歩き、写真に撮り、絵を描いた記録。(E144)

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