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浅井長政正伝 死して残せよ虎の皮

鈴木輝一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784313752283
ISBN 10 : 4313752285
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2007
Japan

Content Description

勢力拡大をはかる織田信長の妹(市)を娶って同盟し、天下への要衝北近江一国を支配。やがて信長の片腕として輝かしい未来が開けているはずであった…。戦国の世の峻厳なる現実の中、知勇に優れた「江北の麒麟」浅井長政の戦いを。妻(市)、父(久政)、子(万福丸)との愛を。そして織田信長との琴瑟と断絶を描いた傑作長編小説。

【著者紹介】
鈴木輝一郎 : 1960(昭和35)年岐阜県生まれ。1991年『情断!』でデビュー。1994年『めんどうみてあげるね』(『新宿職安前託老所』所収)で第四十七回日本推理作家協会賞を受賞。日本推理作家協会会員、日本文芸家協会会員、日本冒険作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スー

    39よく知られている武将なのに初読みの浅井長政、衝撃の長政と信長の衆道から始まり前半は長政が主人公、後半は信長が主人公です。長政は父久政に物足りなさを感じ家督を奪い六角に勝利し麒麟児と云われるも信長に超され劣等感に苛まれこのままでよいのか?と悩む。信長は家族の愛を理解出来ず人を信じられない、唯一愛し信じたのが長政だが彼の戦の強さや家臣団との絆の強さに嫉妬している。戦闘に強い長政と武芸もダメ戦術もダメと素直に認める信長、意外とこの信長好きかも。恋とは相手の良いとこを好む、愛とは相手の悪いところを許す、至言だ

  • 金吾

    浅井長政が主人公の本ははじめて読みました。なかなか興味深かかったです。ただ信長との関係はフィクションとはいえやりすぎだろと思いました。

  • 安国寺@灯れ松明の火

    人の思惑を明らかにすることは本来大変難しく、想像の域を出るものではないはずです。歴史上の人物ともなると「どう考えていたか」が事実のように語られがちなのに私はたまに不満を覚えるのですが、この作品の織田信長像は丁寧に作り込まれた感じがします。あくまで「織田軍は弱い」という認識から戦略を練る信長、「ただ存在するだけで価値がある」という肉親の情を理解しようとして空回る信長。噂通り冒頭のBL展開には引きましたが(笑)、実際の信長はこういうことを考えていたのかもしれないなと思わせる内容でした。

  • こまったまこ

    浅井長政伝とありますが、影の主役は織田信長です。そして信長と長政の愛憎劇?のような内容でかなりオドロキです。とは言っても腐向けのシーンは最初だけなのであまり期待しないほうがいいかも。信長好きには信長がひたすら可哀想に思えました。そして浅井長政が憎くなります。どうして金のしゃれこうべにしたのか、信長の心理描写が読みたかったです。

  • なずき

    長政と信長の愛憎が濃い… 今までは長政たちの頭蓋骨で酒宴をした信長の猟奇的なイメージが強かったけど、それは長政が憎すぎるけど愛おしいという信長の感情の結果というこの本の解釈が好き。「戦国で、血ほど信じられぬものはない。だが愛は不動だ。あの男を信ぜずして、誰を信じろというのだろうか」というほど、一旦信じた人間は信じきる、という信長が浅井の裏切りにあい、誰も愛さないし誰からも愛されなくていいと思うまで。長政が主人公のはずが信長がすてきな造形で印象的。

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