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印税稼いで三十年

鈴木輝一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860114602
ISBN 10 : 4860114604
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

それは夢の暮らしか、それとも地獄の沙汰か。小説家・鈴木輝一郎が「デビューするのは簡単、デビューしてからが大変」という作家生活30年の実態と生き残るためのノウハウを赤裸々に綴る。果たして待っていたのはベストセラーか、あるいはアルコール漬けの日々か。あなたはそれでも「印税」の夢を見ますか?

目次 : 処世術編 ボツ原稿供養なんてヌルいことやってたでござる/ 執筆編 突然現場に放り出されて戸惑うんでござる/ 健康編 果報は寝て待て待ちたくなくても寝ろでござる/ 心がけ編 他人に笑われるぐらいがちょうどいいでござる/ お金編 収入が低いことより固定収入がないことが恐怖なんでござる/ 処世術編 編集者は雑用係でも上司でも友人でもなく仕事相手でござる/ お金編 青春と未払いの原稿料は二度とかえらないんでござる/ 心がけ編 作家には定年がないが明日もないんでござる/ プロモーション編 名刺を交換しなきゃならん相手は俺を知らないし興味もないんでござる/ 健康編 小説家に医者はけっこう鬼門なんでござる〔ほか〕

【著者紹介】
鈴木輝一郎 : 1960年生まれ。日本大学経済学部卒。推理小説を山村正夫に、時代小説を南原幹雄に師事。九十一年『情断!』でデビュー。『めんどうみてあげるね』で第四十七回日本推理作家協会賞を受賞。「鈴木輝一郎小説講座」を主賓し、ダイジェスト動画をYouTubeに配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kokada_jnet

    なかなかうまくいかない兼業作家の人生を自虐的に描いた、この著書の自伝的小説や、自伝エッセイを愛読したものです。この本は、ホームグラウンドである『本の雑誌』に連載された、30年間の作家人生を語る連載コラムをまとめたもので、娯楽小説界隈の面白いエピソードのかたまり。自作した手書きPOPや、オリジナル軍手、写真つき名刺などの話が、新鮮だった。

  • kubottar

    失礼かもしれないが、あまり有名でない小説家さんの暮らしっぷりがわかる。 足を使って営業など、何もやらなかったら自分は消えるだけの小説家だと、冷静に自分を評価してるのはすごい。

  • ロマンチッカーnao

    小説家とライターは両立しない。小説家を目指していて、途中でライターの仕事をバイト感覚でもすると戻ってこれなくなる。小説家と会うと自分の話しをする。ライターと会うとめっちゃ自分の話はしないで聞き上手。同じ隠し事でも全く違うものらしい。なるほど。作家は、一冊書いてから二冊目がしんどい。ほとんどの人はそこで消えていく。しかし、作家を自営業と考えれば、初期投資もその後も投資はほとんどいらないのがいい。しかし、勉強になりました。

  • くさてる

    TwitterのRTでよく流れてきた作家講座のつぶやきが面白くて手に取りました。作品は未読で申し訳ないながら、ベストセラー作家ではない、でも専業作家のリアルが感じられる内容で興味深く読みました。当たり前の話ながら、作家として生きていくためには読んでもらう、小説を買ってもらうということはとても大事なことなんだ。そのための努力は地道で生々しいけれど、結果として実を結ぶ。それは作家という職業に限らないことなのかもしれないけれど。良かったです。

  • kitten

    図書館本。なかなかインパクトのあるタイトルと表紙だ。イラストとかいらんぜ。ゴチックででかでかと書いてやる、といったところか。申し訳ないが、この作者のことは知らなかった。歴史、ミステリ作家だと私の興味の外だから仕方ないのかな。Youtubeで小説講座を配信しているらしい。具体的な内容はそんなになかったけど、心構えとか、懐具合とかは面白い。売れる作家と人気作家はイコールではない、と。動画をみてみようかな。ここからデビューしてる人がなぜか多いらしい。コツは「手取り足取り教えないこと」

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