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ISBN 10 : 4766422821
Content Description
「自由・平等・民主主義」が憲法上保障された独立後のインドにおいて、カーストや不可触民差別というインド社会を特徴づけてきた問題はどのように変容しているのか?不可触民とされてきた人びとをとりまく福祉政策の現状と課題、さらに、かれらにたいする減ることのない暴力・差別行為に抗する組織的活動や地位向上運動から、カーストの現代的特質を論じる。デリーの清掃カースト・コミュニティにておこなってきたフィールドワークをもとにした意欲作。
目次 : 第1章 カースト、不可触民差別は過去のものか?/ 第2章 デリーの横顔/ 第3章 清掃カーストとされる人びと/ 第4章 カースト制批判と不可触民解放をめぐる思想と政策―ガーンディー、ガーンディー主義者による清掃カースト問題の「解決」/ 第5章 バールミーキ住民の社会経済的状況/ 第6章 清掃カースト出身者の内なる葛藤と抵抗のかたち/ 第7章 清掃カーストの組織化と運動―清掃労働者組合から公益訴訟へ(一九六〇年代‐二〇一〇年代)/ 第8章 バールミーキの困難と挑戦のゆくえ
【著者紹介】
鈴木真弥 : 1976年神奈川県生まれ。東京外国語大学外国語学部南西アジア課程ヒンディー語専攻卒業、Jawaharlal Nehru University,School of Social Sciences,Centre for the Studies of Social Systems,M.A.(Sociology)修了、慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、現在、人間文化研究機構地域研究推進センター研究員(東京外国語大学特定研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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BLACK無糖好き
読了日:2019/03/07
mittsko
読了日:2019/12/13
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