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金正日と高英姫 平壌と大阪を結ぶ「隠された血脈」

鈴木琢磨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784872575590
ISBN 10 : 4872575598
Format
Books
Release Date
April/2005
Japan

Content Description

かつて「大同山」を名乗る在日朝鮮人レスラーがいた。一家で北朝鮮に渡った彼は、金正日によって力道山に匹敵する英雄にまつり上げられる。そして万寿台芸術団の舞姫となった長女・高英姫も、金正日に見初められて愛妻の座に。やがて彼女は、わが子を後継者にすべく、候補者を次々と蹴落としていく…。厚いベールに覆われた金王朝の過去・現在・未来を活写する渾身のノンフィクション誕生。

目次 : 第1章 大阪・猪飼野の迷路/ 第2章 力道山の真実/ 第3章 金正日が愛した二人の女/ 第4章 父は「英雄」に、娘は「皇太子妃」に/ 第5章 高英姫の「偶像化」を急ぐ理由/ 第6章 「オモニム」キャンペーンの真相/ 第7章 「三代目後継者」へのシナリオ/ 第8章 消された「女帝」高英姫

【著者紹介】
鈴木琢磨 : 1959年、滋賀県大津市生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒。毎日新聞入社。いまや絶滅した「探訪記者」の生き残り。硬派から軟派まで朝鮮問題にこだわり、どこへでも足を運ぶ。「サンデー毎日」記者時代から北朝鮮報道を担当。夕刊編集部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • トラビス

    金正恩の実母とされる高英姫のことが書かれている。父親は元プロレスラーで力道山のような活躍はできないまま廃業し北へ帰国。なかなか面白い内容だった。

  • スポポ菊池

    『世界で唯一、公開情報で金正日と対話する男』こと鈴木琢磨の本。この人の凄いところは、北朝鮮が「わけわからん国家」ではなくて、実際は関数のような、神話と法則に縛られた国家だということを説得力を持って暴露しつつ、北朝鮮という国を綿密な情報と蓄積を素に立体的に暴いていく点である。今回はお世継ぎ問題に絞った著作のようだが、読み応え十分であった。特に力道山と高英姫の結びつきを明らかにしていく箇所は推理小説のようにスリリングでエンターテイメント的であった。こういう風な本を書ける人は少ないと思う。

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