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「三代目」と近代日本 世代と系図から読む近代日本

鈴木洋仁

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791773558
ISBN 10 : 4791773551
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan

Content Description

なぜ日本社会では世代や世襲、家柄が問題となるのか。家族の系図から、政治家、お笑い芸人、実業家、文化人から、天皇と元号まで。私たちが目の当たりにしている「三代目」という節目から、近代日本の潮目をとらえるユニークな社会学。

目次 : 序章 「三代目」とは何か/ 第1章 「三代目」としてのわたし/ 第2章 「三代目」を理論化する/ 補章1 世代論としての「三代目」/ 第3章 「三代目」の葛藤/ 第4章 松下、トヨタの「三代目」/ 補章2 経営者は引退できるのか/ 第5章 「三代目」の天皇/ 終章 「三代目」と近代日本

【著者紹介】
鈴木洋仁 : 社会学者。東洋大学グローバル・イノベーション学研究センター研究助手。1980年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。専門は歴史社会学。2004年京都大学総合人間学部卒業後、関西テレビ放送入社。報道記者として勤務。2010年ドワンゴに転職ののち、2011年に東京大学大学院修士課程に進み、国際交流基金、東京大学等での勤務を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    目的を踏まえた起点。故に”スタディーズ”であり、恣意性の余地。四代目と一代目・二代目の物理的な隔たりは、確かに大きい。3つの”社会”の結節点としての衰退は、我が家を振り返っても否定できない。SNSなどのネット文化と対照的な盛衰。但し、「松下vs.トヨタ」の対照性は明確だがあくまで結果論であり、善し悪しの問題でもない。「天皇家」の論旨も、腹落ちしなかった。賛否両論、これこそが著者の狙いのようだ。1810年代以降の記録しか残っていない我が家。兄がアメリカ国籍を選択した時、自分自身と「家」を最も熟考したかな。

  • はとむぎ

    読んだとも読んでないとも言えない感じ。得たものがあるようなないような。興味を持てたような持てないような不思議な感覚。読書って不思議ですよね。タイミングなのかな。

  • 本命@ふまにたす

    「三代目」という切り口から近現代の日本社会について論じる。歴史学などとはちがう、社会学的なアプローチの魅力を感じることのできる一冊。

  • Kaname Funakoshi

    誰でも誰かの三代目。2代遡った4人の内、自分を誰の三代目とするかは恣意性がある。氏社会、家社会、村社会の中での三代目。創業者の三代目。昭和天皇が明治天皇を権威として見なしたこと、など

  • Go Extreme

    三代目とは:三代目は系図のはじまり いま三代目を考える意味  世代とは何か 三代目としてのわたし:売家と唐様で書く三代目 三代目」を理論化する:補助線  始まりの現象 イエ社会 組織としての家 三代目の葛藤:何でも見てやろう 松下、トヨタの三代目:個人か組織か 松下家――個人崇拝と組織闘争のはざまで 豊田章男とトヨタ自動車  経営者 三代目」の天皇:尾崎行雄不敬事件  津田事件の歴史認識 歴史意識と三代目 三代目と近代日本:家永続の願いと「三代目」の社会 近代日本の歴史意識の解明に向けて

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