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ISBN 10 : 4750354481
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Content Description
日本には、正規滞在が認められない外国人を収容する入管収容施設がある。収容の可否に司法は関与せず、無期限収容も追放も可能な場所だ。差別と暴力が支配するこの施設は、私たちの社会の一部である。「不法な外国人」への眼差しそのものに迫る、果敢な試み。
目次 : 第1章 入管収容施設とは何か―「追放」のための暴力装置/ 第2章 いつ、誰によって入管はできたのか―体制の成立をめぐって/ 第3章 入管で何が起きてきたのか―密室を暴く市民活動/ 第4章 支援者としていかに向き合ってきたか―始まりは偶然から/ 第5章 誰がどのように苦しんでいるのか―人間像をめぐって/ 第6章 どうすれば現状を変えられるのか―司法によるアプローチを中心に
【著者紹介】
鈴木江理子 : 国士舘大学文学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)共同代表理事、認定NPO法人多文化共生センター東京理事等を兼任。移民政策や人口政策、労働政策を研究するかたわら、外国人支援の現場でも活動。主著に『日本で働く非正規滞在者―彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?』(明石書店、平成21年度冲永賞)など
児玉晃一 : 弁護士。全件収容主義と闘う弁護士の会「ハマースミスの誓い」代表。入管問題調査会代表。移民政策学会常任理事。元日本弁護士連合会理事。東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員長、関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会委員長を歴任。2021年4月21日には、衆議院法務委員会に参考人として出席し、入管法改定案反対の立場から意見を述べた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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