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サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う 小学館文庫

鈴木智彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070521
ISBN 10 : 4094070524
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アワビ、ウナギ、ウニ、サケ、ナマコ…「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。築地市場から密漁団まで5年に及ぶ潜入ルポは刊行時、大きな反響を呼んだが、文庫化にあたってさらに「サカナとヤクザ」の歴史と現状を追加取材。新章「“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生」「密漁社会のマラドーナは生きていた」を書き下ろした。

目次 : 第1章 宮城・岩手―三陸アワビ密漁団VS海保の頂上作戦/ 第2章 東京―築地市場に潜入労働4ヶ月/ 第3章 北海道―“黒いダイヤ”ナマコ密漁バブル/ 第4章 千葉―暴力の港・銚子の支配者、高寅/ 第5章 再び北海道―東西冷戦に翻弄されたカニの戦後史/ 第6章 九州・台湾・香港―追跡!ウナギ国際密輸シンジケート/ 新章1 再び東京―“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生/ 新章2 三たび北海道―密漁社会のマラドーナは生きていた

【著者紹介】
鈴木智彦 : 1966年、北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • k5

    『地面師たち』の監督、大根仁さんが解説を書いてます。銚子は日本のゴッサムシティだそうですが、ホントなんでしょうか?根室のカニ漁とかの話は昔、馳星周の小説でも読んだ記憶ありますが、アワビにナマコ、シラスウナギまでみんな密猟と深く関わっているというお話。ただ、マジメにやっている漁師さんの権利を侵害しない限り、ある程度しょうがないんじゃないか、という話ばかりだった気もしました。著者が求めている落とし所は何処?

  • ニッポニア

    闇は深いかな、というか闇なのか、という疑問。この仕組みが日本の胃袋を支えているのかも。以下メモ。アワビ漁、海で金を拾っているようなもの。暴力団、手先になる漁師、仕入れる水産業者、魑魅魍魎が跋扈し闇夜で密漁は繰り返される。土建屋が正業、ヤクザが副業。密漁で没収されても、同じ組織が競売で買い戻すだけ。乱獲のナマコ漁、命懸け、信用だけで繋がっている密漁組織。絶滅危惧種ウナギも当然絡んできている。隣国でも密漁は一つの産業として成り立っている。あまりにも地雷が多すぎて下手に突けない。なぜ海産物を取ったら犯罪なのか。

  • あきら

    面白かった。不思議と魚が食べたくなってしまうのだけど。 生活をしているだけで何かの犯罪に加担している共犯者である、ということに頷いてしまう。

  • 緋莢

    図書館本。「あれだけ簡単に儲かる仕事は他にない。海で金を拾っているようなもの」アワビの密漁がヤクザのシノギとなっており、平成15年に掲載された記事によると日本で取引されている45%、およそ906トンが密漁アワビという計算になるという記述に驚きます。また、アワビだけでなく、ナマコやシラス、鯨など濡れ手に海産物”状態とのこと。 「それに買う側は密漁品だと買い叩けるんです。1万円のアワビが5000円で買える。買っているのは 普通の業者です。市場に卸せる人間です。」(続く

  • 猫森

    魚に限らず、食品の産地表示は当てにならないと思っていたけれど、そんな生やさしいものではなかった。自分の脳みそでは書いてあることを受け止めるのが精一杯で、感想は全然まとまらない。歴史と現状(の一部)はわかったけれど、これからどうなっていくのか。警察も海上保安庁も下手に突けない密猟問題。「食の問題は生きる我々の根幹だ。不正がここまで常態化しているのに、漁業をコントロールすることなどできないだろう。」その通り。我々は知る以外何もできないが、魚を見る目が変わるのは間違いないだろう。

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