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ISBN 10 : 4622096218
Content Description
第一人者による書下ろし評伝にして舞踊論。バレエ史上最重要なこの踊り手はディアギレフと出会いバレエ・リュスに加わる。『ペトルーシュカ』『牧神の午後』初演の高い跳躍は語り継がれる。『春の祭典』を自身の振付で踊る際に「内股で頭を曲げる」というアクションで20世紀バレエを創始した。しかし「神との結婚」と題した公演を最後に精神を病み引退した。その神話的人生を最新研究に基づいて語り多くの貴重な写真を収める決定版。
[目次]
第一章 生い立ち
生年月日をめぐって/ニジンスキーの兵役/ポーランドという国/父トマシ/母エレオノラ/幼少期/父が家を捨てる
第二章 帝室バレエ学校
I 世界一のバレエ学校
サンクトペテルブルク劇場学校バレエ科/入学試験
II 教師たち
ヨハンソン/ゲルト/レガート兄弟/オブホフ/シリャエフ/チェケッティ/クリチェフスカヤ
III 舞台に立つ
フォーキンとカルサヴィナの驚き/『魔法の鏡』/『人形の精』/『パキータ』/『パリの市場』/『アキスとガラテア』/ミハイル・フォーキン/『ドン・ジョヴァンニ』/『庭師王子』/『エウニケ』/『ショピニアーナ』 /『動き出したゴブラン織り』
IV 私生活
生活苦/いじめ/素行不良/級友たち/兄スタニスラフ/父との訣別/ガールフレンド、マスターベーション/第一次革命/若き振付家
第三章 マリインスキー劇場
I 帝室劇場バレエ
プティパ以前・以後/1905年革命/レパートリー
II マリインスキー劇場のニジンスキー
『海賊』/『パキータ』/『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』/『泉』/『ジゼル』/クシェシンスカヤ/『ライモンダ』と「ノクターン」/『アルミードの館』/「青い鳥のパ・ド・ドゥ」/『四季』/『赤い花』/ボリショイ劇場の『バヤデルカ』他/『エウニケ』/パヴロワと「青い鳥のパ・ド・ドゥ」/『エジプトの夜々』/『ショピニアーナ』第二版/パリ進出計画/二年目のシーズン
III リヴォフとディアギレフ
リヴォフ公爵/ディアギレフ/リヴォフからディアギレフへ
第四章 パリへ、世界へ
I 第3回ロシア・シーズン(1090)
ディアギレフとバレエ/歴史的公演の準備/マリインスキー劇場バレエ団の引っ越し公演/シャトレ座、1909年5月18日/『レ・シルフィード』と『クレオパトラ』/祭りの後
II 第2回バレエ公演(1910)
マリインスキー劇場1909/10シーズン/ふたたび西欧へ/その後のパヴロワ/『シェエラザード』/『火の鳥』/『カルナヴァル』/『ジゼル』/「シャムの踊り」と「コボルト」/ニジンスキーの練習法
III バレエ・リュス誕生
『ジゼル』事件とディアギレフ一座の結成/『薔薇の精』/『ナルシス』/『ペトルーシュカ』/三人のバレリーナ/『白鳥の湖』 /ロシャナラ/ディアギレフとニジンスキーの性生活
第五章 振付家ニジンスキー
I 『牧神の午後』
振付の挑戦/壺絵の啓示/詩からバレエへ/振付と稽古/初演/バレエと性/ニジンスキー自身による舞踊譜/ニジンスキーの写真/ニジンスキーとチャップリン/フレディー・マーキュリーの牧神
II 引き続きダンサーとして
『青い神』/『ダフニスとクロエ』
III 『遊戯』
制作の経緯/テーマと内容
IV 『春の祭典』
起源/曲の構成/ダルクローズ・メソッド/伝説の初演/復元版『春の祭典』
第六章 転落
結婚/南米へ/ニジンスキー・バレエ団/戦争捕虜/アメリカへ/アメリカとバレエ/ニューヨーク/『ティル・オイレンシュピーゲル』/全米ツアー/スペインと南米/スイス/トルストイ
第七章 闇の中へ
サンモリッツ/ニジンスキーの絵/神との結婚/『ニジンスキーの手記』/ブロイラー/ベルヴュー/母と妹/その後のニジンスカ/ディアギレフとの「別れ」/三度目のベルヴュー、伝記と手記/インシュリン・ショック療法/最後の日々/家族のその後
註/主要参考文献/あとがき
【著者紹介】
鈴木晶 : 1952年生まれ。東京大学文学部ロシア語ロシア文学科卒業。法政大学名誉教授。専門は精神分析思想史と舞踊史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金平糖
読了日:2025/11/19
takao
読了日:2023/12/27
冬薔薇
読了日:2023/10/11
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