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子どもへの気づきがつなぐチーム学校

鈴木庸裕

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784780308501
ISBN 10 : 478030850X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「この子のこと、放っておけない」と気づいたとき、「気づき」をつなぐことも、専門職としてのチカラです。いじめ・不登校・学校事故・貧困・教師のメンタルヘルスなど、さまざまな問題に教職員とスクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーなどが協働して、地域で子どもの支援にかかわるおとなたちともつながりながら、「チーム学校」が問題の解決のためにできること、その可能性をあきらかにします。

目次 : 第1章 チーム学校とはなにか―専門性と協働の世界(学校の組織力向上と地域連携/ 1つの職種で取り組む時代ではない―いじめ問題をもとに ほか)/ 第2章 人と人とをつなぐ専門性―相手の気づきに働きかける秘訣(問題を包括的にとらえる視点/ 「つなぐ」とは「つながり」をつくること ほか)/ 第3章 学校でのいじめ・自死・事故の問題が「チーム学校」に問いかけていること(チーム学校の視点から見た学校事故・事件に関する諸問題/ 重大事故・事件が起きた現場に生じる重層的な「ズレ」 ほか)/ 第4章 “チーム学校”Q&A―スクールソーシャルワーカーはこう考えます(担任として日々子どもの様子を見ていて、いじめかどうか判断に迷っています。また、判断に迷うので、具体的な対応が思いつかず悩んでいます。このようなとき、校内のいじめ対策組織やスクールソーシャルワーカーに何を伝え、どのような連携を図っていけばいいでしょうか。/ 通常学級か特別支援学級かの選択で、いま学校と保護者との間で意見がまとまらず、子ども自身も困っています。学年主任として仲裁できるようなチームをつくり会議を開催したいのですが、それまでの準備や会議の司会をする上で大切なポイントを教えてください。 ほか)

【著者紹介】
鈴木庸裕 : 福島大学大学院人間発達文化研究科教授

佐々木千里 : 京都市・寝屋川市・静岡県等スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー、社会福祉士

住友剛 : 京都精華大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    今、学校では「チーム学校」論が学校のあり方や実践をめぐって提起されています。それは、教育職による同一の集団からスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーを含めた多職種連携の学校経営をめざそうとするものです。では、チーム学校とは子どもにとってどういう意味を持つのか。本著は、この問題に“気づき”と“つなぐ”をキーワードに可能性を考察した内容となっています。問題解決のための教師の肩代わり的な存在に陥りがちなワーカーの仕事を、子どもに寄り添いながら子どものために協働していくことの大切さを学べました。

  • saiikitogohu

    「SSWrの専門性は、誰かと誰かの間に入っていって連結部になることではありません…」「単純に「つなぐ人」ではなく、「つながりができるよう支援する人」ですから、教職員とつながりながら、「学校や教職員が、子どものために自ら様々な課題に気づき、持てる力を活かし、主体的に子どもとつながり、また他者とつながり、課題改善に動き出すこと」を支援します。」(56) 現状、学校でのSSW理解は、「つなぐ」ことに終始しているように思える。先生たち自身の「気づき」を促すなかで、地道に理解していってもらうしかないのかなぁと。

  • yas

    専門職として学校に入り、支援をしていくにあたり、どのような流れになり、どのような連携が必要で、どういった根拠に基づいて支援をチームで行っていくか、その考え方、実際の行い方などがわかりやすく、明快に記されている。 私はまだ一年目であるため、大変刺激を受けながら拝読した。だがその反面、自分にここまでできるだろうか?これができるように何が必要になるか?と少し焦りを感じた部分もある。

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