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令和の米騒動 日本のコメはどこへ行く 文春新書

鈴木宣弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166615094
ISBN 10 : 4166615092
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いまも真っ只中の”令和の米騒動”。米価格の値上がりは政府備蓄米の放出、輸入拡大などでいったん沈静化したように見えつつも、市場への米供給が足りていないことが明白になった。温暖化による米の不作もその一因だが、より根深いのは長年にわたって推し進められてきた減反政策、アメリカからの米の輸入圧力を飲み、農家の収入不足、高齢化問題などに積極的な策を講じなかった農政の失敗という構造的な要因だ。

この数年でパンデミックを経て戦争が頻発し、インフレが問題になり、関税交渉の中でコメの輸入措置を飲むことにもなった。恒常化しつつある酷暑で米の不作が大きなリスクとなっている。農政の大きな転換ははかられるのか? 先送りされてきた日本人の主食・米をめぐる問題をどう着地させたらいいのか。
『食の戦争』がベストセラーとなった第一人者の著者による構造分析と緊急提言!

【著者紹介】
鈴木宣弘 : 1982年、東京大学農学部農業経済学科を卒業し、同年、農林水産省に入省。15年ほど主に貿易問題、国際交渉担当などを担った後に退職。1998年、九州大学農学部助教授、同大学院農学研究院教授を経て、2006年9月から東京大学大学院農学生命科学研究科教授(農学国際専攻)。2024年から同特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    スーパーからコメが消え、過去最高の小売価格を記録した「令和の米騒動」。食料安全保障の第一人者が問題の構造と処方箋を提示する1冊。政府備蓄米の放出、輸入拡大によって事態は一時的に沈静化したものの、市場へのコメ供給が足りない構造的な要因にどう対処していくのか。生産調整政策の限界、低い米価による農家の疲弊、高齢化問題、パンデミックを経て戦争が頻発し、米関税交渉といった対外的な要因も絡んでいて、米欧州の保護政策についての知見や農家への直接支払制度、増産・備蓄やローカル自給圏の推進など様々な提言は参考になりました。

  • まゆまゆ

    最近の米価格の高騰は需給が逼迫している、つまり米不足が根本的な原因であって、決して農協や流通の問題ではないことを語る内容。そもそも2020年度から生産量が需要量に足りていなかった。そこに農家の減少と企業による農家からの直接購入が加わり、農協を介して流通する米の量も年々減少している。結局減反政策をはじめとする政策の失敗の影響であり、先を見通した需給政策があらためて求められている。

  • いなか

    結局、一次産業を食べていけない産業構造にしたのが悪い。

  • Jun Masuno

    鈴木先生の本を読む 今も続くコメ騒動を終着、自給率を上げていく提案が書かれています アメリカに隷属した結果がこの結果をうんでいるので、早く皆が気づいて真の自立を図っていく必要がある

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