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不自由な脳は続く 高次脳機能障害に対する支援再考

鈴木大介

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772420372
ISBN 10 : 4772420371
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

高次脳機能障害は「回復」するものの、完全にはなくならない。回復も、障害の重さや年齢といった個別要因、取り巻く環境の違いが関わってくるため、一筋縄ではいかない。

著者は、脳梗塞を発症し、高次脳機能障害の診断を受けてから八年を経ても、いまだにままならない症状や新たに不自由さえ感じている。自身の発症からこれまでの経過を辿り、長年この領域を見続けてきた心理士と対話する中で見えてきたのは、症状そのものだけではなく、症状に伴う当事者の不自由感、心理面を重視した支援について考えることの必要性だ。

自身の障害理解と対策・工夫にたどり着くまでの著者ならではの思考、多くの当事者たちと交流する中で発見した視点は、見えづらい障害の輪郭を浮かび上がらせ、医療職や援助職をはじめ、当事者と家族を含む多くの人がこの障害の回復と支援について考えるのに役立つ。
中途障害後を駆け抜けてきた当事者と、この障害の病態や支援に精通する心理士による、高次脳機能障害支援論の到達点。

【著者紹介】
鈴木大介 : 文筆業。1973年千葉県生まれ。子供や女性、若者の貧困問題をテーマにした取材活動をし『最貧困女子』(幻冬舎)、『ギャングース(漫画原作・映画化)』(講談社)、『老人喰い』(ちくま新書・TBS系列にてドラマ化)などを代表作とするルポライターだったが、2015年(四一歳)で脳梗塞を発症して高次脳機能障害当事者に。その後は高次脳機能障害者としての自身を取材した闘病記『脳が壊れた』、『脳は回復する』(いずれも新潮新書)や夫婦での障害受容を描いた『されど愛しきお妻様』(講談社)などを出版し、援助職全般向けの指南書『「脳コワさん」支援ガイド』(医学書院・シリーズケアをひらく)にて第9回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞を受賞

山口加代子 : 横浜市総合リハビリテーションセンターで臨床心理士として高次脳機能障害の当事者・家族の支援に関わり、現在は二カ所のリハビリテーションセンターのアドバイザー、リハビリテーション心理職会顧問、日本高次脳機能障害友の会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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