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親子福祉法の比較法的研究II 里親の法的地位に関する日独比較研究 日本比較法研究所研究叢書

鈴木博人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805708330
ISBN 10 : 4805708336
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

実親が一時的に養育できない子は、特定の個人の家庭で養育される方がいいといわれ、社会的養護下の子の里親委託の割合も増えている。子に実親がいるときには、ゆくゆくは実親の下に子を戻すことを里親制度は目指す。では里親は、里子の養育に対してどのような権利をもっているのだろうか。里親家庭での子の生活が長期間続いて、子が里親の下で安定した生活を送っているときにはどうしたらいいのだろうか。里親は、単に行政法上の委託を受けるだけの存在で、私法上固有の権利をもたないのだろうか。この問題は、事実上の親子関係全般にもつながる問題でもある。本書は、日本での里親の権利に関するドイツ法との比較法研究の書である。

【著者紹介】
鈴木博人 : 1980年中央大学法学部法律学科卒業。1989年中央大学大学院法学研究科民事法専攻博士後期課程単位取得退学。茨城大学教養部、人文学部社会科学科助教授を経て、2002年より中央大学法学部教授。2004年度から2006年度中央大学大学院法務研究科教授併任。2007年ミュンスター大学客員教授。ウィーン大学法学部私法研究所、ミュンスター大学法学部、ゲッティンゲン大学法学部で長・短期の在外研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • てくてく

    里親の司法上の地位に関する日独比較。里親を増やそうとする昨今の状況を踏まえつつ、それでは子どもの養育を受け入れた里親と里子、そしてその実親との関係は法的にはどうなっているのか(日本の場合は未整備と言ってよい)について、ドイツでは養育者である里親と実嫌との間の契約が基本構造となっている点などを踏まえて今後の里親の法的地位について考察している。個人的には第V章の日本における里親の法的地位をめぐる裁判例が大変参考になった。

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