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鋼鉄の叫び 角川文庫

鈴木光司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041009222
ISBN 10 : 4041009227
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan

Content Description

圧倒的価値観の支配する中、個として抗う勇気とは―1945年、太平洋戦争末期、海軍中尉の峰岸は特攻のために飛び発ったゼロ戦の中で、任務に背き生き延びることを決意する。刻をへだてた1994年、バブル崩壊後に生きる雪島は、ある特異な人生を歩んだ男の行方と真意を追う。違う時代を生きる2人の男の人生が交錯するとき、日本人を呪縛する闇の本質が明らかに。迷走する現代日本を強烈に鼓舞する、乾坤一擲の長編大作。

【著者紹介】
鈴木光司 : 1957年、静岡県生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。90年「楽園」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。ホラー小説の金字塔との評価を得た『リング』、吉川英治文学新人賞を受賞した『らせん』など、メッセージ性の強いエンタテインメントを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 相田うえお

    ★★★☆☆ 登録忘れ。知人に貸してたらしいのですが貸してたのすら忘れてまして、本日、知人がきたときに本を持ってきて、当方「これ、貸してた?」知人「うん!そうそう、長いことかりてたね。」ああああ、やっと思い出した。みたいな。戦争ものだった。。

  • てつ

    不倫は要らないと。

  • 大福

    テーマが重厚でボリュームもある力作。主人公の父親の青年時代、中尉の特攻が描かれる部分は息詰まるような緊迫感、恐怖感があって引き込まれた。バブルも特攻も集団から抜け出しにくい日本人の特性に起因するという指摘は成る程と思わされた。この特性に戦争という極限的状況が最悪な形でコラボしたのが特攻だったのだろう。米軍は一億総特攻を掲げる日本に民間人はいなかったと言っているが、さぞかし不気味で恐ろしい存在だったのだろう。勿論、戦争という選択が諸悪の根源なのだが。主人公の不倫、メッセージ性が強い部分は評価を分けそう。

  • やーるー

    戦争末期とバブル期。日本人特有の集団心理、一生懸命に集団と同じことをして、望まない形に進んでいった。。。いま、働き方改革ってのを職場ではやってます、というか、やらされてますが、生き方を変えることに繋げるんだ!という気持ちは持ち続けていかねば。踊らされないように。

  • シーズー

    う〜ん、現代の不倫話は必要だったのか?祖父母が、生前鹿児島に住んでいて、知覧の特攻記念館には何度も行ったことがあったが、特攻隊員のあまりもの若さと、そして自分がその隊員達の年齢を追い越した時に、涙が溢れたことを思い出した。家族へ宛てた手紙は本当に胸が痛くなるし、喉元がドクドクと苦しくなった。冒頭に現代の不倫話は必要なのか?と読後に感じたことをすぐに書いたが、私には箸休め的に必要だったのかもしれない。戦時中の話しだけでは、あまりにも辛く、苦しく、読むのが辛くなってしまったかもしれない。

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