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ISBN 10 : 4582402925
Content Description
海の向こうから輸入され、木の活字を使い、京の書籍のまねをして町の読み物として、お上の教諭のために、字の書き方を習い、字を読むために学び、さまざまな目的をもったさまざまな出来方の書物や印刷物が、近世から近代へとその存在を主張した。その百花繚乱。
目次 : 総論 書籍の宇宙(たまたま/ 目をくらます仕掛け)/ 1 歴史と漢籍―輸入、書写、和刻(日本文化のなかの漢籍/ 王朝の文化と漢籍 ほか)/ 2 古活字版の世界―近世初期の書籍(古活字版の世界/ 『施氏七書講義』の刊行と享受 ほか)/ 3 「書」の手本の本―法帖研究の意義と方法(法帖と呼ばれる「書」の手本/ 和刻法帖研究 ほか)/ 4 辞書から近世をみるために―節用集を中心に(近世の辞書/ 近世初期節用集の展開 ほか)/ 5 江戸版からみる一七世紀日本(初期出版界における江戸版の展開/ 古浄瑠璃の展開 ほか)/ 6 領内出版物―治世と書籍(メディアとしての領内出版物/ 一七世紀―地域教諭書から藩法へ ほか)/ 7 何を藩版として認めるのか―蔵版の意味するもの(藩版の多様性/ 藩版の三つの特徴 ほか)/ 8 草双紙論(享受の実際/ その特性 ほか)/ 9 書籍の近代―東京稗史出版社の明治一五年(東京稗史出版社刊行の造本様式/ 東京稗史出版社起業の風景 ほか)
【著者紹介】
鈴木俊幸 : 1956年、北海道生まれ。中央大学大学院博士課程満期退学。現在、中央大学文学部教授。専攻、書籍文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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