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さよなら、田中さん 小学館文庫

鈴木るりか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094073010
ISBN 10 : 4094073019
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

中学生作家の圧巻デビュー作、待望の文庫化

田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで過ごしている。そんな花実とお母さんを中心とした日常の大事件やささいな出来事を、時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で描ききる。今までにないみずみずしい目線と鮮やかな感性で綴られた文章には、新鮮な驚きが。
友人とお父さんのほろ苦い交流を描く「いつかどこかで」、
お母さんの再婚劇に奔走する花実の姿が切ない「花も実もある」、
小学4年生時の初受賞作を大幅改稿した「Dランドは遠い」、
田中母娘らしい七五三の思い出を綴った「銀杏拾い」、
中学受験と、そこにまつわる現代の毒親を子供の目線でみずみずしく描ききった「さよなら、田中さん」。
全5編収録。
巻末には、カバーイラストも担当している西原理恵子氏による文庫特別解説マンガを収録。また、20歳となった著者が自身のデビュー以降を振り返るエッセイも収録。この2編も見逃せません!

【編集担当からのおすすめ情報】
メディアでも数多く取り上げられ、旋風を巻き起こし、デビュー小説ながら12万部を超えるベストセラーとなった本作品。
文庫化にあたり、改めて読み返してみるといつまでたっても色あせないピュアな魅力は健在です。いまでもファンレターが届く、花実母娘の物語はこの後の『太陽はひとりぼっち』『私を月に連れてって』そして最新刊の『星に願いを』と続いていきます。大学生となった今も「書くことが大好き」という著者の心の軌跡とも言える、その原点となる本作品。
俵万智さんに「素晴らしすぎる。私たちが、同時代に鈴木るりかという作家を得たこと。これは事件だし僥倖だし大きな希望です」と言わしめ、道尾秀介氏、あさのあつこ氏、西原理恵子氏、石田衣良氏など文壇の先生方からも絶賛を受けた、比類なき才能の輝きを是非ご堪能ください。




【著者紹介】
鈴木るりか : 2003年、東京都生まれ。小学四年、五年、六年時に三年連続で、小学館主催の『12歳の文学賞』大賞を受賞。2017年10月、14歳の誕生日に『さよなら、田中さん』でデビュー。現在、早稲田大学3年生在学中。マンガ研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぼっちゃん

    文庫で再読。なかなか文庫にならないなあと思っていましたが単行本から7年目で待望の文庫化。これらの作品の2編は小学生の時に書かれ、残りも14歳までに書かれたとは本当に驚きで、『さよなら、田中さん』には再読でも泣かされました。

  • Karl Heintz Schneider

    小学生の花ちゃんと母親の貧乏ながらも楽しい生活の様子が描かれている。貧乏でも子供の話はきちんと聞いてあげて、子どもが要求することには何とか応えようとする母親。それがわかっているから逆に欲しいものが言えない花ちゃん。母親を気遣う、その気持ちがいじらしい。中盤で突然語り手が「僕」になる、「僕」誰?それは花ちゃんの同級生の男の子で彼の視点で花ちゃんの人物像が語られる。続きは明日でいいかと思っていたのに帰宅後も読み続け、結局一日で読了。グイグイ読ませるチカラのある文章。14歳だからとかいう枕詞は、もはやいらない。

  • *takahiro✩

    途中まではまるでマンガのようだと思いながら読んでいましたが、最後のタイトルロールの話には思わず入り込んでしまいました。この本を中学2年生が書いたとは驚きですが、逆にそのくらいの年齢の人でなければ書けない本かも知れません。続編を望む声が多かったというのも納得です。三上くんのその後も大いに気になります。

  • 須戸

    本編は単行本版で読んで感想を書いたので流し読み。結構忘れていたけれど、脇役も個性豊かだったんだなと思った。この文庫版は、主に作者あとがきが目的で購入した(電子書籍)。公募ガイドのインタビューに答えていた頃は自信を持って堂々としている印象だったけれど、このあとがきでは謙虚になった気がする(当時と今とでどちらの方が良いとかはない)。このシリーズの『星に願いを』はまだ読んでいないので、機会があれば読みたい。

  • かなこさん

    貧乏だけど幸せ、2人だからこそ濃い絆。登場人物もいい人が多く、さくさく読める。史上最年少作家が描いたものらしいが、これからもぜひとも描き続けてほしいと思う。

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