Product Details
ISBN 10 : 4883032558
Content Description
朴正熙独裁政権のもと、韓国は1960年代半ばベトナム戦争に参戦する。韓国側の被害者だけでも死亡5千人、負傷1万人、枯葉剤後遺症被害者2万人以上を生む一方で、ベトナム特需による経済発展をもたらしもした戦争―それは記憶の風化とともに現代の韓国社会では、徹底して忘れられた戦争でもあった。そして1999年になりようやく、韓国軍による民間人虐殺という衝撃的な事実が明らかになる。本書は、ベトナム現地調査から始め、真実を記憶することをとおして、真の和解をもとめる韓国の市民団体の足跡をたどったものである。
目次 : 1章 想像の領土ベトナム/ 2章 もうひとつの記憶/ 3章 前線のない戦争、反共主義、イメージの恐怖/ 4章 戦争の記憶、記憶の戦争/ 5章 パズルあわせ/ 6章 新しい出会い/ 7章 生き残った者の悲しみ/ 8章 参戦軍人、混沌と絶望/ 9章 和解への遠い道のり/ 10章 抵抗と再解釈/ 11章 結び
【著者紹介】
金賢娥 : 1967年、韓国慶尚南道居昌生まれ。韓国、中央大学国語国文学科卒業。チョン・テイル文学賞受賞。ナワウリ共同代表などを経て、旅行学校ロードスコラ代表講師
安田敏朗 : 1968年、神奈川県生まれ。1996年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程学位取得修了。現在、一橋大学大学院言語社会研究科教員。専門は近代日本言語史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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sasha
読了日:2014/05/28
がんぞ
読了日:2019/08/07
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