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マーラーの交響曲 講談社現代新書

金聖響 / 玉木正之

User Review :4.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062881326
ISBN 10 : 4062881322
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

壮大なスケールや声楽パートを多用したことで有名な後期ロマン派の巨星マーラー。未完の遺作も含めたマーラーの全交響曲を、様々な角度からユーモアたっぷりに語る。気鋭の指揮者と評論家による入門書の決定版。

【著者紹介】
金聖響 : 1970年大阪府生まれ。ボストン大学哲学科を経てニュー・イングランド音楽院大学院指揮科修士課程修了。1998年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール優勝。2009年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者。同年12月よりオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のアーティスティック・パートナーに就任。また2010/11年シーズンからベルギー・フランダース交響楽団の首席指揮者に就任した

玉木正之 : 1952年京都市生まれ。東京大学教養学部中退。スポーツ&音楽ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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とっつきにくいと言われるマーラーの交響曲...

投稿日:2021/04/18 (日)

とっつきにくいと言われるマーラーの交響曲を平易な言葉で本書は語ってくれています。マーラー入門用としてもマーラーフリークの方にも読んでいただきたい1冊です。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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今までマーラー関連の本も多く読みましたが...

投稿日:2017/12/07 (木)

今までマーラー関連の本も多く読みましたが、この本は読みやすくわかりやすいという意味では優れた本だと思いました。既読本との重複はあっても、他作曲家作品との関連や比較、あるいはマーラーのエネルギッシュな生き方など、表題からちょっと脱線した余談部分が面白いと感じました。いずれにしても、マーラーが凄い仕事人であり、それほど長生きしていないものの、普通の人の何倍分もの人生を生きたことが、この本からひしひしと伝わってきます。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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本の構成は、最初と最後に金さんと玉木さん...

投稿日:2013/01/09 (水)

本の構成は、最初と最後に金さんと玉木さんの対談があり、その間の本論部分が金さんによるマーラーの交響曲の解説、という形です。本の出来栄えとしては「今一つ」というか、「惜しいなあ」というのが実感。@マーラーという個人のエピソードがずいぶんと扱われますが、ほかの本でも読めるものや、すでに間違いであることを指摘された話も多く、正直、不要かと思う記述が多いと思いました。なお、前島良雄氏の『マーラー 輝かしい日々と断ち切られた未来』(アルファベータ、2011年6月)をもし先にお二人がお読みになっていれば違う書き方になったように思います。それがとても残念。A金さんは指揮者ですから、マーラーを演奏するうえでの苦労というか、実際の音楽家でなければ分からない、そういう問題を中心に扱ってくれればよかったのではないでしょうか。もちろんいくつか紹介されてはいますが、そういう演奏者目線のマーラー論こそこれまでにそんなにありませんから、そこ中心だったらよかったのになあ、と思います。ま、まだ全部の曲を指揮されていないということですから、今後に期待いたします。B玉木さんの役割が「微妙」です。金さんの解説中にしばしば「玉木さんによれば」とか「玉木さんの説」として曲その他への解釈などが現れます。金さんが説明しているように見えて実は玉木さんが「背後の主役」であることを匂わせるっぽい感じが至るところにあります。共同なら共同に徹し、分担なら分担し、というように役割をはっきりさせた方がいいんじゃないかなあ。トータル、さして新発見はなく、今一歩であります。なお、間違いを若干。327ページ「水藍という指揮者が新加坡交響楽団を指揮…」→中国人に「水」という姓はありませんので、わざわざ漢字表記で中国人を示すなら「藍水」と書くべき。333ページ「ウィーラー版」→349ページ年表ではフィーラーで不統一。343ページ「ワルター指揮コロンビア交響楽団の『復活』」→ワルターの『復活』はニューヨークフィルとの録音。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤枝梅安

    マーラーは1番から10番までそれぞれ特徴があり、どの曲を聴いても、聞くたびに新しい発見と感動がある。現在所有しているのは 全集 17セット:バーンスタイン(新・旧)、クーベリック、ショルティ、インバル、テンシュテット、ベルティーニ、デ・ワールト、ノイマン、シノーポリ、ジンマン、ブーレーズ、シャイー、セーゲルスタム、小澤征爾、オムニバス2。  選集4セット:レヴァイン、ワルター、クレンペラー、オムニバス。  その他単品30枚程度。生きているうちにあとどれだけ聴けるのかなぁ・・・。

  • へくとぱすかる

    実はまだ、マーラーの交響曲をまともに聴いたことがありません。いや、CDは格安のを買ってあります。なかなか時間がなくて、と言えば言い訳ですね。しかしこの本を読めば、絶対それなら聴こうという気になります。「ベートーヴェン」のときもそうでしたが、お二人の語り口が実に楽しくて、まだスイッチも入れないうちから、楽しみでしかたがない、という雰囲気になっています。今度こそ全曲聴いたぞ、と言えるようにしたいものですね。

  • 抹茶モナカ

    指揮者の金聖響さんがマーラーの交響曲を解説した新書。くだけた文章がマーラーの硬質な交響曲のイメージを少し和らげてくれて、マーラーが聴きたくなる。マーラーの交響曲は哲学的で、ニーチェの影響もあるらしく、芸術って繋がってるんだな、と、思った。マーラーも、ニーチェも、わからないけど憧れる偉人なので、なんか、個人的にもっと掘り下げたい。

  • 林 一歩

    「好きな作曲を挙げよ」と言われれば迷わずマーラーと答える。連休の機会に久しぶりにシンフォニーをクロニクルに聴いていこうと思う。

  • 巨峰

    本屋にならんでいたので買った。マーラーの交響曲は、プライスダウンで安く買ったBOXセットをもっているんだけど、数も多いし、演奏時間も長いのでいったいどこから聴けばいいんだろう状態だったんだけど、この本を読んでみてわからないなりに、そういう風にきいていけばいいのかということはわかった。

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