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ISBN 10 : 462306073X
Content Description
韓国では情報化が早く進み、それに伴う市民メディアの台頭やソーシャル・ネットワークの普及を、「市民社会」が実現されたと評価する声が高かった。しかし、その一方で情報化は名門大学の学閥や、出身地、血縁などの旧来型の繋がりを再生産する役割をも果している。この二面性をどう評価すべきか。本書では、緻密な社会調査に基づき、韓国社会のネットワークの実態を描き出す。日本に最も近い国を多面的に理解するための必読の一冊である。
目次 : 序章 オンラインコミュニティからみる韓国社会/ 第1章 社会関係資本とは何か―縁故主義の理論的背景/ 第2章 縁故主義と近代化過程/ 第3章 縁故主義的行動の社会心理/ 第4章 縁故主義の日韓比較/ 第5章 オンラインコミュニティと縁故主義との関係/ 第6章 オンラインコミュニティへの参加と社会関係資本/ 第7章 オンラインコミュニティは縁故主義を強化するのか/ 終章 韓国のオンラインコミュニティの行方
【著者紹介】
金相美 : 名古屋大学大学院国際言語文化研究科メディアプロフェッショナル講座准教授。韓国梨花女子大学、UCLA(University of California,Los Angeles)、東京大学大学院情報学環博士課程(社会情報学博士)・助教・特任講師を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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