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地形と日本人 私たちはどこに暮らしてきたか 日経プレミアシリーズ

金田章裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532264383
ISBN 10 : 4532264383
Format
Books
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちは、自然の地形を生かし、改変しながら暮らしてきた。近年頻発する自然災害は、単に地球温暖化や異常気象だけでは説明できない。防災・減災の観点からも、日本人の土地とのつき合い方に学ぶ必要がある。歴史地理学者が、知られざるエピソードとともに紹介する、大災害時代の教養書。

目次 : 第1章 歴史地理学は「空間と時間の学問」/ 第2章 河川がつくった平野の地形/ 第3章 堤防を築くと水害が起こる/ 第4章 海辺・湖辺・山裾は動く/ 第5章 崖の効用、縁辺の利点/ 第6章 人がつくった土地/ 第7章 地名は変わりゆく/ 第8章 なぜそれはそこにあるのか―立地と環境へのまなざし

【著者紹介】
金田章裕 : 1946年富山県生まれ。京都大学名誉教授。京都府立京都学・歴彩館館長。京都府公立大学法人理事長。礪波市立礪波散村地域研究所所長。専門は人文地理学、歴史地理学。69年京都大学文学部卒、74年同大学大学院文学研究科博士課程修了。94年同大学文学部教授、2001年副学長、04年理事・副学長、08年大学共同利用機関法人・人間文化研究機構機構長を歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひろし

    濃尾平野に滋賀・草津にある天井川と、知ってる地形が出てきて話が身近に感じる。草津の天井川は高く積み上がり南北に長く伸びていて国道と立体交差しており、高速道路の高架かと思ったほどのもの。長い目で見れば、海が陸になったり陸地が水没したり、川の流れが変わったり、地形って変わるし、動くものなのでそれを頭に入れて人間の活動もしていかなければならないのだなあと思う。

  • さきん

    日本の地域性の違いを生み出す、複雑な地形の塊は流域から成り立つ。その流域も台地、扇状地、三角州と場所によって農業としても、対災害としても、文化としても特徴を持つ。タワーマンションが密集しているところは、もともとは工業地帯であり、その前は田んぼであり、その前は川の氾濫地であったことが多い。地名から推測するのも手ではあろうが、地形の成り立ちから地図を読み取れることができれば、未然にハザードマップに引っかかるような場所を避けることができる。内容としては、地学で習うようなごく基本的なことが多い。

  • まると

    近代地図を平面に見るのではなく、時間と空間を広く捉えたダイナミックな視点を持たないと、人が本当に住める土地を見極めることなどできやしない。駅やスーパーに近いといった文化景観=人工物でのみ住居を選ぶと、思わぬしっぺ返しを食いますよ、と示唆してくれる読み物。取り上げた主に平野部の事例は、中世や近代に文書を残す中部以西が中心で、彼の地に住んだことのない自分にはピンとこない部分も多々ありました。個人的には、稲作文化の大和の国の地形だけでなく、アイヌが集落を形成した北海道の「リバーサイド」にも触れてほしかったかな。

  • 雲をみるひと

    日本の典型的な地形の解説本。項目毎によくまとまっていて、地形誕生の科学的解説が実例を交えてされている。西日本の事例が多く取り上げられていて、地元の人でなければ想像しにくい面はあるがなかなかの良本だと思う。

  • 大先生

    かなり地形に興味がある人でないと厳しいかもしれません。平野の地形を中心に詳しく解説されていますが、正直私はそこまで地形に興味を持てませんでした。大災害時代の教養書というわりには、川沿いの低地や埋立地は危険という常識的なことくらいしか書かれていないような(苦笑)川沿いの低地は河川の氾濫があることを見越して田んぼとして利用されてきたわけですから、そこにマンションや住宅を建てるのは危険なわけです。ではなぜ建てるのか?安いし、広い土地を確保できるから。

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