Product Details
ISBN 10 : 4766424212
Content Description
本書は、幕末期に江戸幕府が創設した近代海軍、いわゆる幕府海軍の実態を解明するものである。明治期以降に偏重していたこれまでの海軍研究とは一線を画し、本書では幕末期の海軍建設と、明治海軍との連続性、非連続性に焦点を当てる。伊勢の豪商竹川竹斎、幕臣勝麟太郎(海舟)ら近世日本人の海軍認識、咸臨丸米国派遣の成果と課題、艦船運用や経費執行の状況、人事システムの構築、第二次幕長戦争における戦闘の様相、明治政府への移管など、幕府海軍の軍事組織としての活動実態を、広範な史料を駆使して明らかにする。
目次 : 序章 近世日本の海軍力に関する諸問題/ 第1章 近世日本人の海軍認識―竹川竹斎「護国論」を中心に/ 第2章 幕臣勝麟太郎の海軍論―嘉永六年海防建白書を中心に/ 第3章 安政期の海軍建設と咸臨丸米国派遣―訓練から実動への転換/ 第4章 万延・文久期の海軍建設―艦船・人事・経費/ 第5章 文久期の海軍運用構想/ 第6章 元治・慶応期の海軍建設と第二次幕長戦争/ 第7章 慶応の改革と幕府海軍の解体
【著者紹介】
金沢裕之 : 1977年東京都生まれ。防衛省防衛研究所戦史研究センター所員。防衛大学校総合安全保障学研究科後期課程修了。博士(安全保障学)。慶應義塾大学文学部、同大大学院文学研究科で日本史を専攻した後、海上自衛隊に入隊。機動施設隊施設隊長、海上幕僚監部施設課員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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猫
読了日:2018/09/12
秋津
読了日:2017/12/24
あまたあるほし
読了日:2017/08/08
takao
読了日:2025/06/15
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