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イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア

金沢百枝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106022074
ISBN 10 : 4106022079
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

十字軍、カノッサの屈辱、マルコ・ポーロ…。イタリアは「中世」が面白い。ミラノ、ヴェネツィア、ラヴェンナほか、世界遺産からアルプスの隠れ里まで、北イタリアの12の聖堂を訪ね、その見どころと逸話を紹介。

【著者紹介】
金沢百枝 : 美術史家。東海大学文学部ヨーロッパ文明学科准教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。1968年東京都生れ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士

小沢実 : 歴史家。名古屋大学大学院グローバルCOE研究員。中世ヨーロッパ史、主に北欧史を研究。1973年愛媛県生れ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    華やかで、百花繚乱といったルネッサンスから見れば、なんとも地味で暗くて拙劣なといった、とかくマイナス・イメージでとらえがちな中世美術。本書は、読者をそうした迷妄から解き放ってくれる。北イタリアを横断する形でミラノからチヴィダーレ・デル・フリウリまでの聖堂を訪ねるのだが、文字通り中世のものからヴェローナのサン・ゼノ・マッジョーレ聖堂のようなロマネスクものまで様式も多彩だ。壁画がまた素晴らしく、ピエモンテの山中にあるチヴァーテの「ヨハネ黙示録」の絵や、これも山中のアッピアーノ城礼拝堂の絵はことさらに秀逸だ。

  • Nat

    北イタリアの古寺巡礼。ミラノからパドヴァ、パルマ、モデナ、ラヴェンナ。そしてヴェネツィア 、トルチェッロ。他にも魅力的な古寺がたくさん。モデナ大聖堂の壁面の彫刻のアダムが禁断の実にかじりついた瞬間の顔は必見!ラヴェンナのモザイクは、何とかして見に行きたいものです。

  • ぞしま

    こんなん読んだら、ますますイタリアへの思いが強くなる。アッピアーノ城礼拝堂、ラヴェンナのサン・ヴィターレ大聖堂、パルマ大聖堂…須賀ファンにはお馴染みのトルチェッラ島のサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂の聖母子も載っています。あぁ、また今すぐあの空間に行きたい。良書。

  • ikedama99

    職場の図書館から。中世の建物もそうだし、絵も思った以上に魅かれるものがあった。ローマの時代のようなすっきり感とルネッサンスのころのいわゆる「美術」とは違って、稚拙に一見見えなくもないが、でも「祈り」の思いは強く感じる絵が多いと思った。アルプスの小聖堂アッピアーノ城礼拝堂のロマネスク壁画やトルチェッロ島のサンタ・マリア・アッスンダ大聖堂の聖母子や最後の審判など・・・。暗示の表現もあり、前はあまり好きではなかったが、今はもっと見てみたいと思っている。いや、現地で見たいな。(難しいけど)

  • ろべると

    イタリア美術と言えば、ルネサンスの絵画や彫刻がまず挙げられるが、自分がいま本当に惹かれるのはロマネスクだということを認識した。フランス大聖堂のステンドグラスに描かれているのと同じく素朴で平面的だが、奥深いものを秘めていそうで、実に味がある。光り輝くルネサンスとは対照的な暗黒の中世だが、当然ながらそこでも人々は生活していたのだ。本書はミラノからヴェネツィア、ラヴェンナなどの古寺をふたりの解説を交えて巡るもので、須賀敦子が愛したトルチェルロ島の聖堂など、ひとり静かに訪れてみたくなる。ロマネスクにハマりそうだ。

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