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ワールドシネマ入門 世界の映画監督14人が語る創作の秘密とテーマの探求

金子遊

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910108025
ISBN 10 : 4910108025
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界映画の巨匠たちは、いかにしてテーマと出遭い、それを創造へと結びつけるのか?自身も映像作家である金子遊が、クリエイティブの根幹について、世界各国の巨匠や名匠14人に話を聴いた。

目次 : 第1章 異文化を撮る(リスボンのアフリカ移民―ペドロ・コスタとの対話・ポルトガル&カーボ・ヴェルデ/ アフリカとメラネシアの民間信仰―ベン・ラッセルとの対話・バヌアツ&スワジランド/ ウズベキスタンを旅する合作映画―黒沢清との対話・ウズベキスタン/ アメリカ社会を観察する―想田和弘との対話(アメリカ))/ 第2章 ユーラシア文化の多様性(ジプシーの人生と悲喜劇―トニー・ガトリフとの対話・フランス&ルーマニア/ ハンガリー大平原と人間存在―タル・ベーラとの対話・ハンガリー/ カフカースに響く人間讃歌―オタール・イオセリアーニとの対話・ジョージア/ キルギスの伝統と近代化―アクタン・アリム・クバトとの対話(キルギス)/ 動乱の中近東を見つめる―モフセン・マフマルバフとの対話(イラン&アフガニスタン)/ イラン、映画監督一代記―アミール・ナデリとの対話(イラン))/ 第3章 東南アジアの歴史と現在(ポスト植民地としての群島―キドラット・タヒミックとの対話・フィリピン/ マニラのスラム街を撮る―ブリランテ・メンドーサとの対話・フィリピン/ フィリピン現代史の闇を暴く―ラヴ・ディアスとの対話・フィリピン/ クメール・ルージュと生存者の記憶―リティ・パンとの対話(カンボジア))

【著者紹介】
金子遊 : 映像作家、批評家。多摩美術大学准教授。アジア、中東、アフリカを旅しながら、映画とフォークロアを研究している。著書『映像の境域』(森話社)でサントリー学芸賞・芸術・文学部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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題名だけを見て敬遠してしまいそうになった...

投稿日:2021/03/19 (金)

題名だけを見て敬遠してしまいそうになったが、目次をみたところ、著者の対話相手として登場する欧州やアジアの映画監督の顔ぶれが興味深かったので購入し読んだところ、とてもよかった。 著者はドキュメンタリーを専門領域とする人かと思っていたら、欧州やアジアの映画及びその社会にも通じていて、映画の場面を具体的に取り上げ、相手から創作方法や、背景にある製作意図まで的確に聞き出している手腕はすぐれもの。 個人的には、インタビュウを目にする機会がほとんどないフィリピンの三人の監督が登場する第3章に注目したが、第2章の欧州・中近東の監督六人の、各人が確固として持っている映画を作ることの使命感には感心した。また、それぞれが自分の方法論を持っているところも。タル・ベーラは、さすが百戦錬磨という感じ。 掲載されている写真は、小さすぎるのか印刷が悪いのか、よく見えないものが多かったのが残念。また、インタヴュウを行った日付は入れておいてほしかった。一方、イラスト担当の住本尚子による、各回に付く小ネタが、内容に直接関係ないながら、話者がより身近に感じられるようなホッとする感じで丸。

アーチ さん | 東京都 | 不明

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