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経済学的自然観の歴史 土地と労働の学説史の分析

金子甫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784830942440
ISBN 10 : 4830942444
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1997
Japan

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Book Meter Reviews

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  • てれまこし

    土地と他の財との区別は形骸化してる。だが、どういう訳か経済学説においては、マルクスや近代経済学者に至るまで、自然を人間に並ぶ生産主体として捉える見方が根強く残った。中世的自然観が労働価値説の正当化に都合がよかったからという見立てだが、自分などは大地の女神信仰の名残がないかと疑う。著者の意図は労働価値説を否定するところにあって、自然の恵みなど宗教・哲学に任せて労働と資本の経済学を徹底したい。だが、環境問題が焦眉の課題となった今では、むしろこの経済学をかつてそれが派生した哲学にもう一度埋め直す必要がありそう。

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