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流星と吐き気

金子玲介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065394229
ISBN 10 : 4065394228
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

金子玲介が贈る、嫌愛短編集。記憶の中の自分、記憶の中のあなた、答え合わせなんてしなければよかった。

【著者紹介】
金子玲介 : 1993年神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒業。『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiace9000

    金子劇場にて今回上演するは、巷に溢れるアッパーなハッピー&サクセス恋愛譚に対為す、未曾有の元恋人視点から描く異色のオルタナティブ恋愛譚。偶然の元カノとの再会は運命か?、漫画家の元カレが描くアニメのモデルは私?、本カノから死を仄めかすLINEが来たら?…様々なシチュエーションが意外な繋がりで完全連鎖する五短編。恋愛の裏側にある苦く醜い現実こそ人間の本質であり、人生の真理かもしれない。『死んだ〜』シリーズからの新境地?否、さにあらず。通底するのは日常に潜むリアルな絶望とレアなる希望の炙りだし。キレ味は抜群だ。

  • ma-bo

    死んだシリーズは終了?(死んだ石井しか読んでないけど)の金子さん。今回は元カノ、元カレが忘れられない、執着している人達の連作短編集。数珠繋ぎの様に5つのエピソードが循環する構成。第1話の主人公が逆の立場で最終話で登場。言われた『終わった人間関係に、意味なんかないからね。』を最後に言うシーンが印象的。帯には答え合わせなんてしなければよかった。金子玲介が贈る嫌愛短編集とある。拗らせや下品さもあるけど重くならないぎりぎりのラインを攻めてるので不思議と読後感は悪くない😆

  • mike

    吐き気を催すほどに面白かった。よくもここまで拗らせたもんだ。男は元カノを忘れられず、その女は別の元カレが気になり、その男は元カレとの過去を引き摺って…リンクした先は見事最初の男へと繋がるんだ。拗らせの形態は人それぞれで、気持ちの悪い世界へとズルズルと引きずり込まれた。金子さんの巧妙さが流星の如く光る1冊だわ。

  • itica

    人って自分勝手なんだとつくづく思う。自分がいちばん可愛くて可哀そうでつまらなくて、そして大好きで大嫌い。かつて付き合った人への「未練」はどこまでも思い出を輝かせ、偽物を本物と勘違いさせる厄介なシロモノなのかなと、5つの連作短編を読んで思った。都合の良い恋の残り火は、容赦なく水をぶっかけて消した方が絶対いいよね。

  • 星群

    初読み作家さん。連作嫌愛短編集。嫌愛≠チて、未知の分野かもしれない。んー、みんな黒い気持ちを吐きまくってますね。ちょっとドン引きしてます。『リビングデッドの叫び声』に出てくる漫画『君に会わなきゃ生きてられない』略して『キミイキ』が気になります。それも、裏側を知ればカオスですが、、、。何とも言えないゲンナリとした気分に陥りますが、『消えない』の結末は胸暖かくなったかな。

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