Books

かぎ縄おりん 小学館文庫

金子成人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070330
ISBN 10 : 4094070338
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

日本橋堀留『駕籠清』の娘おりんは、婿をとり店を継ぐよう祖母お粂にせっつかれている。だが目明かしに憧れるおりんにその気はなく揉め事に真っ先に駆けつける始末だ。ある日起きた立て籠り事件。父で目明かしの嘉平治たちに隠れ、賊が潜む蔵に迫ったおりんは得意のかぎ縄で男を捕らえた。しかし嘉平治は娘の勝手な行動に激怒。思わずおりんは本心を白状する。かつて嘉平治は何者かに襲われ、今も足に古傷を抱える。悔しがる父を見て自分も捕物に携わり敵を見つけると決意したのだ。おりんは念願の十手持ちになれるのか。時代劇の名手が贈る痛快捕物帳、開幕!

【著者紹介】
金子成人 : 1949年、長崎県生まれ。72年、『おはよう』で脚本家デビュー。97年、第一六回向田邦子賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • タイ子

    女だてらにかぎ縄投げて悪人を成敗する。いやいや、女だからいいのよ。主人公のおりんは駕籠かき屋「駕籠清」の一人娘。店の主はおりんのおばあちゃん。おりんの母親はとうに亡くなり、養子の父親は目明かし。駕籠屋の跡継ぎをおりんにと考えていたばあちゃんの当ては外れ、父親と同じ目明かしになりたいと言う。理由は父が捕り物中に何者かに襲われケガを負う、その犯人を見つけたいという。ふむ、孝行娘だな。ふとした事からおりんが賊をかぎ縄で捕縛したことから目明かしの許可が出る。初回ゆえ、ざっと紹介がてら今後の父娘の活躍に乞うご期待!

  • やま

    脚本を多く書いてきた金子成人さんの新作。文政9年(1826年)3月。第11代将軍徳川家斉の治世。江戸は堀留2丁目の駕籠屋「駕籠清」の一人娘おりん18才は、女岡っ引きとなり活躍する物語です。おりんの父・嘉平治は、優秀な岡っ引きだが、足を斬られてから足を引きずって歩くようになる。そんな時にかぎ縄の得意なおりんの活躍を見た北町の定廻り同心・磯部金三郎は、おりんを岡っ引きにする。物語の展開が早く、読んでいて気持ちがいいです。次作が楽しみです。シリーズ1作目。字の大きさは…中。2021.09.24読了。★★★☆☆

  • 本詠み人

    新作追っている作者さんの新しい捕物帳、開幕!主人公は目明しの父をもち、日本橋堀留にある『駕籠清』の娘“おりん”18歳。番頭として駕籠屋を回している祖母に、婿をとり店を継ぐよう言われている。しかし、おりんは父のように十手持ちになりたいのだ。女の十手持ち!見たことない!表紙のイラストは畠中恵さん『しゃばけシリーズ』と同じで、ちょっと薬種問屋長崎屋が出てきたり、照降町の道安先生が呼ばれたり…他の作家さんのおなじみの名前が出てきて「おっ?」うれしい😆

  • むつこ

    表紙のイラストどおり、かわいらしい18歳の女の子が主人公の金子さんの新シリーズ1作目。駕籠屋の娘の「おりん」が父と同じ目明かしの仕事を始める成長物語。これからどんな展開になるか楽しみ。

  • ホシナーたかはし

    登場人物が多いですが、久しぶりに良い捕り物小説。「剣客商売」の脚本家さんが描いているのだもの、そりゃ面白い。今の犯罪を江戸時代風に落とし込んでいるようですが、その実昔から犯罪の内容に変わりはないようです。TVドラマで観たいなぁ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items