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里山に暮らすアナグマたち フィールドワーカーと野生動物

金子弥生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130602419
ISBN 10 : 4130602411
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

野生動物を追うフィールドワーカーの生態を読む。

目次 : 第1章 里山というフィールド―野生動物とヒトが出会う場所/ 第2章 里山の不思議な動物―アナグマを追う/ 第3章 里山のフィールド1―東京都日の出町/ 第4章 里山のフィールド2―茨木県水戸地域/ 第5章 イギリスのフィールド―高密度個体群を追う/ 第6章 中国のフィールド―謎のアナグマを求めて/ 第7章 変わりゆく里山―野生動物との共存を目指して

【著者紹介】
金子弥生 : 1966年、新潟県に生まれる。1998年東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程満期退学。国交省国土技術政策総合研究所特別研究員、ヤマザキ動物看護短期大学准教授などを経て、東京農工大学大学院農学研究院准教授、博士(農学)。専門、動物生態学・野生動物保護管理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • トムトム

    もっとなんか、生態とかフィールドあるあるとかが欲しかったかしら。私の使っている駅前の駐輪場。その塀にヒョイッと飛び乗ったアナグマ。30センチの距離で見つめ合ったことがあります。ちょっと目が悪いというか認識が遅いというかおバカというか、愛おしい生き物だと思います。

  • yamakujira

    アナグマの研究を続けてきた著者が、学生時代に日の出町から始まり、水戸で環境調査に加わり、イギリスに留学し、中国で独自の調査を目論み、アナグマを求めてのフィールドワークの苦労とか工夫とか楽しみとか、研究者としての半世紀をつづる。ハイテク技術が進んで便利になった調査しか知らない近年の学生は、不慮の故障などへの適応力が乏しく、フィールドワーカーとしての生活力にも欠けると嘆くけれど、アウトドア経験は個人差が大きいよね。イギリスのアナグマの模様とか、中国や韓国の密猟とか、海外の話は新鮮だった。 (★★★☆☆)

  • ふのりけちょ

    中型食肉目哺乳類専門である著者の研究史自伝とアナグマの生態誌。アナグマに限らずキツネやイタチ、タヌキなどの話も面白く、それらを通して見えてくる里山の自然環境も興味深い。時折詳しい説明なしで話が専門的に進むところがあり、例えばアナグマの冬眠の話では、クマやコウモリやヤマネなどの冬眠とどう違うのか同じなのか、細かい解説があればと思った。本書の白眉はフィールドワーカー列伝か。タヌキを麻酔なしで保定できる技術など凄いの一言。

  • takao

    ふむ

  • Schwarzeon BLACKY

    アナグマの専門書かな……と思ったら金子先生のフィールドワーカーとしての生き様を記した手記のような本でした。ただの手記と違うのはフィールドワーカーな研究者がどのようなことをしているのか生声で記載されており、かつそれがアナグマの研究とキチンとつながっていることでしょうか。なおアナグマの学術的な情報が知りたければ東大出版の「日本の食肉類」を読むべきだと思いますし、アナグマは金子先生が執筆担当されています。ご参考までに。

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