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金原まさ子句集カルナヴァル

金原まさ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794219602
ISBN 10 : 4794219601
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

健気に淫らに冷静に。言葉を以て強くエレガントに生きる。

【著者紹介】
金原まさ子 : 1911年(明治44年)東京生まれ。1970年、草苑(桂信子主宰)創刊に参加。73年、草苑しろがね賞受賞、79年、草苑賞受賞。2001年、街(今井聖主宰)同人。07年、らん(鳴戸奈菜代表)入会(筆名・金子彩)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 袖崎いたる

    「いい人は天国へ行けるし わるい人はどこへでも行ける。」驚くべき100歳オーバーゲイナー。やはり人は詩人か学者かのどちらかにならねばならない…という直感を得る。また、詩をわかるということが、単独者の体験なのだという所感を覚える。意味的概念でわかるのではなく、意義的概念としてのことばを視ることを本義とするような鑑賞。それはやはり知的とも感性的とも言えるが、ともあれいたって私秘的だ。この作品も、どの情況も、ただ詩碑的に、詩は時のわだちに、滝のあわだちに、寄せては返すのみか。

  • バジルの葉っぱ

    104歳の俳句とは思えない、衝撃的ですらあった。ご高齢だから枯れたような、人生訓的なものを予想していたら、全く裏切られた(もちろん良いほうにね)。生命感、躍動感。でもそれだけではない、なんと表現したらいいのかな・・・。よんでいて受け取った印象は皆川博子さんの小説を読んだときのような・・・。この感じ好きです。

  • Cell 44

    「ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ」「筥(はこ)いっぱいの櫛焼く父よ秋の昼」「深夜椿の声して二時間死に放題」「流転注意そこは土筆のたまり場よ」「七十にんの赤い蝶々が、ネ、今日来るのです」非常に良い。貪欲に生を堪能して笑っている。

  • 真魚

    筆者は102歳だというが、その瑞々しい感性と未だ牙を失っていないよのなかを斜に切り取る鋭角な視点に対して酷く慄いた。対して納得するのは、そんな研ぎ澄まされた作風でありつつもどこか眩暈のするようなカーニヴァル感、祝福の音がすることと、妙に裏打ちされて思われる孤独感があることだ。妖艶でいて、シンプル。彼女のからだの沼から湧き上がる句たちはどれもこれも美しく、ときおりぞっとするほど寂しくて優しい。102歳の腐女子俳句家」と紹介されていて興味を持ったが、想像以上の私好みな作風に大ファンになってしまった。

  • oraisony

    俳句の鑑賞はあまりよくわからないけれど、以下一番好きな五句。「夏風邪やみずかきが生えうろこ生え」「にこごりは両性具有とよ他言すな」「カタツムリたちのこわいお遊戯長廻し」「あにじゃかわいやおとうとつれていざや渓蓀のふるさとへ」「別々の夢みて貝柱と貝は」

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