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Hebi ni Pierce

金原ひとみ

User Review :4.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087746839
ISBN 10 : 4087746836
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2004
Japan

Product Description

ピアスの拡張にハマっていたギャル系コンパニオンのルイは、「スプリットタン」という2つに分かれた舌を持つ男、アマと出会う。やがてアマが行方不明となり、死体で発見される。暗い時代を生きる若者の受難と復活の物語。第27回すばる文学賞、第130回芥川賞受賞作。
●サイズ13×19cm 124ページ

Content Description

舌を二つに裂き続ける少女。神の名を持つ異形の青年達。暗い時代を生き抜く若者の、受難と喪失の物語。第27回すばる文学賞、第130回芥川賞受賞作。

【著者紹介】
金原ひとみ : 1983年(昭和58)年8月8日生まれ。東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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話にスピード感があって引き込まれました。...

投稿日:2012/01/29 (日)

話にスピード感があって引き込まれました。 しかし読み終えた後、心に残るものはなかったです。

a-k さん | 大阪府 | 不明

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ごめん。山田詠美さんの批評の後半を読んで...

投稿日:2004/04/21 (水)

ごめん。山田詠美さんの批評の後半を読んでなかった。確かに、実は古風と言うのは的を得ている。これは「蹴りたい背中」を読んで分かった。だから、是非、そちらも熟読してほしい。あの小説をもってこの作品も意味を持つようになる。何故なら、この2つを巡る環境はあらゆる意味で対でありながら、二つの真のテーマが実は孤独だと、読まれた方なら気付くはず。

じぇい さん | 不明

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あまり読み返したくない作品だったなぁ。ぼ...

投稿日:2004/03/10 (水)

あまり読み返したくない作品だったなぁ。ぼくが馬鹿なせいか、ちっとも話の筋が読めないって言うか。とにかく、引きっぱなしでした。山田詠美の言葉を借りて、彼女の意見を逆手にとり、言わせてもらうとすれば、“常識人”には理解不能な作品だろうね。皮肉っぽいかもしれないけれど、そう思う。まあ、でもなんで7点かと言うと、話の引き込み方は上手いし、表現も違和感が無いからかなぁ。うん、好き嫌いで言えば、点数は低いんだけどね。でも、芥川賞とったし…。あ、これは言い訳か。

じぇい さん | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    第130回(2003年)芥川賞。 当時の若者の風景が 描かれているのだろうか? 衝動的な多くの行動の 訳を 著者は 一切 語らず、物語は疾走する… アマと 私 そして シバの関係は ひどく 刹那的で 共感はできないが、 彼らの底に 潜む 鬱積感のようなものは 感じる。若者の持つ 莫大なエネルギーが 活写されている、そんな印象の作品だった。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    芥川賞】映像作品を拝見してから拝読。刺青とピアス。恐い話を淡々と書ける作者も怖い。時代を象徴する作品。方向性は田中康男の「なんとなくクリスタル」、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」と真逆のようで、本質的には近いのかも。芥川賞作品は、しばしば時代を勉強するための作品がある気が。恐い話は苦手。映像作品を先に拝見。本を手にとって映像作品の方が苦手だと自覚。現代社会の勉強になりました。

  • 優希

    第130回芥川賞受賞作。史上最年少受賞で注目されたのがまだ記憶に新しい作品。スプリットタンに刺青という行為が痛みとして体に突き刺さりました。同時に超えてはいけない一線を越える堕落を味わうような感覚にも陥ります。突如湧きでた衝動が向かう行動が自己改造なのかもしれません。世間を見つめることができないからこそ、その虚構に走っていく。それは結局傷の舐め合いの中でしか生きていけない哀しみの具象化のように感じます。等身大の欲求と辛さや葛藤、満たされることへの不安が貫かれているようでした。

  • takaC

    存在を知って以来ずっと「じゃにぴあす」と呼んで/読んでいるけど正しくは「へびにぴあす」なんだよね?とにかく肉体的にも精神的にも痛々しい話だった。この後ルイもシバさんもどうなっていくんでしょうね?

  • がたやぴん

    再読。当時は、同時受賞作と比較したこともあり、痛い、グロい、共感できない。こんな印象でした。そして12年後。予備知識と覚悟があった為か読了後の印象は異なった。期待より引き込まれる文章で、退廃の美しさと言っていいのか自信はないが、惹きつけられるものがある。堕ちてゆく感覚。その先にあるもの。超えてはいけない一線。著者は当時19歳。同年代の等身大の女性を通して、何かを欲することの辛さや葛藤、満たされたことが無い故に、満たされることへの不安なんかを伝えたかったのかと今は思えた。『私の血肉になれ。』が印象的だ。

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