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Fishy 朝日文庫

金原ひとみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022650849
ISBN 10 : 4022650842
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

結婚したばかりの男に思いを寄せる作家志望の美玖。編集者の弓子は不倫する夫を監視しながら自尊心を守ることに必死だ。インテリアデザイナーのユリは仕事も家庭も充実しているように見えるが、本当の生活が見通せない。女たちの新たなつながりを描く物語。

【著者紹介】
金原ひとみ : 1983年東京都生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。翌年に同作で芥川賞、10年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャルディスタンス』で谷崎潤一郎賞、22年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田練三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • aoringo

    20代、30代の三人三様の女性たち。不倫、嘘、友情、など悩みは尽きない。自分が属するグループにはいないタイプの人達だ。自らの気持ちを伝えるのに理屈っぽいセリフがずらっと並ぶ。こんな感じに理詰めで問い詰められたら相手はぐうの音も出ないのでは。こういう考え方もあるのかふーんとちょっと他人事。初読みの作家さんだったけど他にもいろいろ読んでみよう。

  • 優希

    女性3人の日常がドラマのようでした。それぞれの生活がまさに新たなつながりを生み出していると言えるでしょう。面白かったです。

  • ワニニ

    私なんか古い人間だから?固いから? 付き合う相手とは(女でも男でも)分かり合いたい、どこまでも把握したいと思うし、誰にでも忖度しまくりのお付き合い、自虐の人生だけれど(笑)、それって非常に疲れるんだよね。これを読んで、分かり合えないということを分かり合うような感覚、けっこうイイなと思った。エグさに付いていけないかもしれないけれど(笑)大変でも辛くても悲しくても、3人みたいに話したり、付き合ったり…胡散臭いのがイマっていう感じ。それにしても、女友達と、怖いけれどしゃべりまくりたい気持ちになった、コロナ時代。

  • ざるこ

    著者初読み。夫に浮気されてる弓子37才、家庭も仕事も充実してそうな謎な女ユリ32才、結婚したばかりの男と寝てしまった美玖28才。3人の女はたまに会う飲み仲間。まずはその飲み場面から始まるが…なんとも。不自然なほどのあけすけな言葉遣いがちょっと気持ち悪い。3人の関係が友達と言えんだろ!とツッコミたくなるぐらい、心の中ではお互いを蔑みマウントをとっている。歪で不思議な仲でもたまに親身に寄り添ったりする。世の中こんな関係もあるのかな。居心地悪い気色悪さを描きたかったなら成功してると思う。一気に読んじゃったし。

  • ゆいまある

    サレ妻弓子、不倫してる美玖、対象的な2人に謎のユリ。3人の物語。ユリは矢鱈高圧的で攻撃的で得体が知れない。ちいかわとハチワレにうさぎじゃないもっと異質なものが加わった感じ。夫が出て行って家庭が壊れる恐怖、不倫相手の妻から訴えられる恐怖(相手によっては既婚者だと知らなかったってシラを切り通したり分割にする人もいます)。怒りや恨みの感情が渦巻いていてドロドロと怖い。結婚って壊れる時は簡単に壊れるよな。気をつけよう。KindleUnlimited

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