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踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

金原ひとみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022520913
ISBN 10 : 4022520914
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

作家として、母として、人として――
金原ひとみ 魂の遍歴

希死念慮に苦しんだ10代、デビュー作による芥川賞受賞、
結婚、出産、孤独で自由なパリでの生活、
かけがえのない子供たち、離婚、そして新たな場所へ。

『蛇にピアス』『マザーズ』を経て、
『アンソーシャル ディスタンス』
『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』へと結実した小説家の軌跡。

朝日新聞掲載からSNSで拡散され大きな話題となった
「『母』というペルソナ」ほか、
作家生活20年にわたって書き継がれたエッセイ&掌編小説を完全収録

【目次】
T
「母」というペルソナ  

U
部屋運は変わらず  
死後に求めるもの  
小麦粉!  
血肉になれ  
8131日生きた私  
お腹  
南米のエリザベス・テイラー  
孤独な執筆作業を支えてくれる「は」の欠けたパソコン  
パリ紀行  
プラタナス  
セミ  
薄血  
青空  
二〇〇九年一月八日から十四日までの日記  
二〇一一年二月二十六日から三月四日までの日記  
Ma Place   
スパーク  
ガブリエル・シャネルをめぐって  
牡蠣とラーメンとここじゃないどこか  
くつのゆくさき  
牡蠣の憂愁  
繚乱  
柔らかな幸福の輪郭  
むすびめ  
退色  
今を照らす光  
変わらないもの  
繫がりと分断  
タシャとボネッ  
煙草の吸えた三月の居酒屋  
ライク スモーク  
噓偽りのないジビエ
二〇二二年八月十二日から十八日までの日記  
新宿からの祈り  
はなればなれに  
飛ばない気球 
彼女の帰郷  
エイジング  
虫の思い出  
オレンジの救済  
回り続ける星  
ダベッテマザッタ  
震えるシュプレヒコール  
行かなかった港町  
サーカスと農場  
ルネサンス  
形のない未来と過去のあわい  
Well come   
ニコール・キッドマンの初恋  

V
踊り場の君  
パチンコ屋の君  
自転車の君  
窓際の君  
日比谷の君

【著者紹介】
金原ひとみ : 1983年東京都生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞し、デビュー。同作品にて04年に芥川賞を受賞。10年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャルディスタンス』で谷崎潤一郎賞、22年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    金原 ひとみは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 この長いタイトルは、何と思いつつ読みましたが、内容とはあまりリンクしておらず、私小説的掌編小説&エッセイ集でした。相変わらず、パワーはあります。 https://publications.asahi.com/product/25620.html

  • 榊原 香織

    エッセイとか小品とか。最新。割と面白かった。罵倒の天才だね。初めて読んだけど、ファンの人にとってはもっと面白いのかもしれない

  • nonpono

    今年からたまたま、読み始めた金原ひとみ。話は聞いていたが、触れたのは初めてだった。わたしには恋愛の描き方が痛かった。古傷にしくしく染みるように。さて、本書は題名から小説かと思ったらエッセイだった。ふわふわ読めるかと思えば、さすが、金原ひとみ。あまりの内容に寝落ちした。不登校時代、男の家を渡り歩く生活、壮絶な育児、離婚と。「一緒にいて楽な人というのは必ずしも一番のお気に入りにならず、時として歩けないくらいわたしを傷付ける人ほど人生を鮮やかに彩ったりする。」わかる。泣きたいくらい昔がわたしを襲ってきて堕ちた。

  • ネギっ子gen

    【子どもは可愛いし後悔はない、しかしそれとは別の次元で、人をあれほどまでに追い詰める育児は、この世にあってはならない】作家生活20年にわたって書き継いできたエッセイ&掌編小説を完全収録。沁みる……。<今、母というペルソナに苦しんでいる人に、いつかその仮面は外れて息ができるようになるよと言うことはできない。外したくても状況的にそれができない人も必ずいるからだ。でも魂があえぎをあげている時、あなたが喪失したと感じている自分は今もそこにいるんだ。/つきまとう自分の気配を気取って思い出してほしい>と。ええ…… ⇒

  • pohcho

    デビュー当時からのエッセイ・日記・掌編小説を収録。消えたいに近い消失願望が渦巻いていた幼い頃、小説を読んでいる間は息ができたという金原さん。金原さんの人生そのものが小説のようで、エッセイは小説みたいだし、小説はエッセイのようでもあり。特にVの「一冊の本」掲載のエッセイはどれも素晴らしかった。消失願望や破滅衝動に身を任すことなく、今まで生きていてくれて本当によかった。金原さんの文章を読める幸福をかみしめながら読了。

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