Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• スウィーニー校長

  読了日：2018/01/14

  ★★★★☆ 朝鮮学校卒の元総連活動家が、 1982年に北朝鮮祖国訪問事業に参加した手記。 親族に会う為入国したのに、毎日繰り返される金体制・主体思想の礼賛教育に辟易。 当日に予定を知らされる、秘密主義。 入国3週間後にやっと親族に会えたが、監視員付き。 北朝鮮の庶民は皆、痩せてこけて、老けて、死んだ目。 帰国事業に乗ってしまったのは、 日本人が地上の楽園と宣伝した事が大きかった。 日本人なら嘘つかないだろうと･･･ メディアは、当時から腐敗していたのだろうな。

• とりもり

  読了日：2013/02/02

  何故こんなデタラメな国が、崩壊もせずに存続し得ているのだろう？　それも、この本に記載されている時点(1982年)でも経済破綻は明らかなのに、それから30年以上も…、理解不能です。それはともかく、秘密のベールに包まれていた北朝鮮という国家の実態を赤裸々に活写したという点において、出版から時は経過したが、非常に価値の高い一冊。国家的たかり構造が末端にまで浸透している様は滑稽ですらある。北朝鮮の一日も早い崩壊を祈念して止まない。★★★★★

• 新空调硬座普快卧

  読了日：2018/09/22

  帰国事業で親族が共和国に渡った在日朝鮮人金元祚氏が祖国訪問をした際の迫真の旅行記。著者の文章力に教養の深さを感じ取るとともに、同じ血をわけた姉や兄が共和国に帰国して没落していることの悲哀が際立つ。金元祚氏も帰国していたら、この知性が凍土の砂粒に消えてしまっただろうと思えば、帰国事業がもたらした損害に恐れおののく。共和国からすれば、帰国事業は、在日朝鮮人の係累を人質にとることで黙らせる・従わせる効果をも持ったのではないだろうか。作中にもその苦悩が描かれていた。

• YUTAKA T

  読了日：1985/06/22

  当時、何も知らなかったが、この本を読んで北朝鮮の悲劇を知った。あまりにも悲惨。経済の基本が崩壊して信じられないほどの貧しい生活を強いられている、一般庶民。そして貧しいうえに、言論の自由はカケラさえもない。日本から来た在日同胞を迎えるのにここまで警戒しなければいけないのか、と愕然とする思いになる。もしもこの本が韓国語に翻訳されて韓国で広まっていれば、主体思想派がここまで勢力を拡大できただろうか、と思う。’

• Toshiaki Konishi

  読了日：2025/09/22

  隣国の話。 '82に著者が帰国した際の思い出話。 社会主義体制の国は似たような社会になるのだなと、薄ぼんやり思った。 よく飛んでいるミサイルの原資の一つがこんな人たちに支えられていると思うと迷惑極まりない。 こんな北朝鮮に拉致された日本人がいたと思うと腹が立つ。 日本の隣の国のはなし。

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  Creator：望月ハルヒ