Books

迷い猫あずかってます 中公文庫

金井美恵子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122073388
ISBN 10 : 4122073383
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

画家の姉と作家の妹が暮らす家に、迷い込んできたオスのトラ猫。トラーと名づけられたその猫の自由かつ奔放な振る舞いと、振り回される二人の人間。すぐれた観察力で、猫愛の深みにもだえる日々を綴る。トラーを描いた挿画28点を収録。さらに、トラーの死とその喪失を綴った三篇を増補した決定版。

目次 : トラ!トラ!トラ!/ 銀座の猫、家の猫/ 小さな虎さん/ 猫を飼う/ 遊興一匹/ 「トラー」とはどんな動物か/ 猫を去勢すること/ 散歩も出来ない/ 猫の戦略/ 猫には七軒の家がある〔ほか〕

【著者紹介】
金井美恵子 : 小説家。1947年、群馬県高崎市生まれ。67年、「愛の生活」でデビュー、同作品で現代詩手帖賞受賞。著書に『岸辺のない海』、『プラトン的恋愛』(泉鏡花賞)、『文章教室』、『タマや』(女流文学賞)、『カストロの尻』(芸術選奨文部科学大臣賞)、金井久美子氏との共著『たのしい暮しの断片』『シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない』『鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパーティーへようこそ』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 阿部義彦

    金井美恵子さん初読みです。文壇の皆から恐れられていて、あの筒井康隆ともやり合ったらしいですが、この本では勝手に家に住みつかれた猫馬鹿ぶりを見せてくれます。町田康、高橋源一郎、吉本ばなな、小説家は猫が好きなのだ!エビとヨーグルトが好物って贅沢すぎるんじゃないですか。トラーちゃんのヘビ退治には笑わせてもらいました、蛇<テリトリーを犯しに来たぶち猫<エビでその場で慌てて大正エビを殻ごと茹でて、二つに折ってパキッと立てた音に即座に反応するトラー!そんな日々も過去になり、亡くなったその後の日常もさり気なく書かれます

  • あ げ こ

    新潮文庫版、エッセイ・コレクションと、何度読んだかわからない。猫、トラーちゃんのその見飽きなさ、都度更新されて行く実感と感動、金井姉妹の側で、まさしく〈日々、新しく知りあった生きものとして目の前に存在〉していたのだ、トラーちゃんは。〈…とはいえ、猫が眠っているとついこちらのほうから額を押しつけたくなる気持はよくわかる。手で触った時とは別の、眠りですっかり熱くなった猫の耳や柔らかな額の毛並みや毛並みのすぐ下の、少しゴツゴツした小さな額の骨の感触がこちらの額に伝わってきて、それはとても良いものなのである。〉

  • timeturner

    猫のトラーのかわいさにクゥーッと悶えたり、とんでもない武勇伝に爆笑したり、猫エッセイとしての魅力はもちろん、作家・評論家仲間とのやりとりも面白い。全編猫尽くしの中で1編だけ本の話があって、これがまた共感度100%だった。

  • モジモジアニキ

    金井先生姉妹にかしづかれてもちもちボディを保ちつつ猫生を謳歌したトラーちゃんの素敵な個性ともちもちぶり(?)がお姉さんの魅力的なイラストと文体から伝わってきた。 妹である美恵子先生独特のエスプリとセンスある文体もトラーちゃん描写に冴え渡り、やっぱりこの方の文章は格別に楽しいなぁと思う

  • ゆうなな♪

    表紙のトラーちゃんが3月に天国に行ってしまったうちのこにあまりにそっくりだったのでそのまま即購入しもしかしたら泣くかもしれない覚悟を胸に一気に読みました。今とは違い外とうちを自由に出入りするスタイルで飼われていたトラーちゃんとうちのこではだいぶ猫生に違いがありましたが同じ猫好きとしての飼い主の気持ちに大きく共感しました。それにしても金井さんの文体、独特です。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items