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酒場學校の日々 フムフム・グビグビ・たまに文學 ちくま文庫

金井真紀

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480438720
ISBN 10 : 4480438726
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    やっぱり、人と人の距離って大事なんだって思いました。わたしより少し前の世代にはとても懐かしい名前が登場する、魅力にあふれた酒場の物語。現役で間に合っていたとしても、なかなかお店を訪ねるには勇気が必要でしょうね。ただ、そこで金井さんが切り盛りしていたのなら、それは少し敷居が低くなったかもしれませんね。個人的に、金井さんはわたしのノーベル平和賞とも言うべき活躍をされています。そんな方と少しでもお話をできたらと思うと少し悔しい気持ちになりました。

  • いちろく

    かって新宿ゴールデン街に存在した詩人の草野心平に縁がある呑み屋「酒場學校」。酒場學校の最後の5年間を、はじめは客として、後に週一の代理ママとして運営に関わった著者が綴る閉校までの日々。ちくま文庫で刊行された前巻は相手の個人情報を極力記載しない独特なインタビュー集であったが、お店を舞台にした今巻は學校に訪れる常連客たちをつぶさに描いた内容。人を描くことで店内の雰囲気も伝わる。著者のイラストが内容に華を添えているのは、前巻と変わらない。

  • A.T

    2013年10月に閉店した、新宿ゴールデン街のスタンドバー「酒場學校」の初代店主草野心平、禮子ママ、常連客のエピソードをエッセイにしてまとめた1冊。「…あれは独特な時代なのね…たぶん…戦争に負けたこと…口には出さないけれど、男たちの心にはずっとそれがあったんじゃないかな…なにか心のなかに屈折するものをもっていたんですね」禮子ママのつぶやき。かつての常連客には、檀一雄(ギトギトな料理上手)辻まこと(生まれながらの居候)古田晁(筑摩書房創設者の十八番は「上海帰りのリル」)…昭和の空気を丸ごとパックしたような。

  • 阿部義彦

    ちくま文庫先月の新刊。かつて新宿ゴールデン街に有った詩人草野心平が始めた『學校』という名の酒場。そこの主人禮子さんに、草野心平ファンの著者は引き寄せられるように接見します。その後禮子さんに気に入られ、週に一日水曜日だけ身体を悪くした禮子さんに替わり『學校』を切り盛りする様になります。そこに集まる様々な変わり者による人間模様。酒が飲めない私でも夢中になって読みました。その閉店までの記録。そして、禮子さんの波乱万丈な人生。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    酒場は店主と客筋が9割5分と常々思っているが、「學校」の常連客が千鳥のノブ風に言えば「クセが強い」。「お客様は神様」なんて勘違いしている輩は門前払いを食う。かつての文士の思い出話がママの口から出ると、ものすごく人間味を増す。揚げ物料理をしたがる檀一雄、人生を居候だと考えていた辻まこと、傑物の筑摩書房創業者の古田晁……昔は豪傑が多かったんだな、この人たちを眺めながらお酒飲んだら楽しかったろう。人生のどこかでこういう経験ができる、というのは僥倖だと思う。その僥倖を読めるのもまた僥倖。

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