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女性議員は「変な女」なのか 私たちの議員生活30年 小学館新書

野田聖子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098254927
ISBN 10 : 4098254921
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

男社会で働くすべての女性たちへ!

祖父が国会議員の野田聖子と
実家はうどん屋の辻元清美。
生まれも育ちも正反対なのに、
なぜか仲の良いふたり。
「家に帰っても冷蔵庫は空っぽ(涙)」(辻元)
「いい人がいたら紹介するから」(野田)
などと、本音トークが炸裂!

そんな彼女たちは、
約30年もの間、超男社会の国会の中で、
「女のくせに変な人」と指差されながら、
己の信念に従って、議員を続けてきた。

それゆえ、対談は、
郵政民営化選挙や連立政権での造反など
乗り越えてきた政局や
党派を超えた協力によって成立した
NPO法や児童ポルノ禁止法‥‥、
そして現在進行中の選択的夫婦別姓の裏側、
また、次世代の女性議員のために作った塾や
若い議員に寄せる期待にまで話はおよぶ。

セクハラ・パワハラ、
おひとり様の悲哀、
育児・介護に老後など、
働く女性に共通に降りかかる悩みについても
深くえぐってくる。

後半はジャーナリストの長野智子氏をファシリテーターに、
政治家や企業重役の
一定の定数を女性に振り分ける
クオータ制についての鼎談。

どう働き、どう政治にコミットしていくかを
改めて考えさせる
元気あふれるふたりのかしまし対談。

【編集担当からのおすすめ情報】
政治の本ですが、
難しいことはそんなに書いてありません。

政治家だからといって特別な人ではなく、
同じようなことで悩んで、挫折して、
幸せを感じて仕事を続けていることが伝わります。

政治について考えてみたいという人の
とっかかりとしても最適です。

【著者紹介】
野田聖子 : 1960年生まれ。1983年上智大学外国語学部比較文化学科卒業後、帝国ホテルに入社。1987年岐阜県議会議員となり、政治家の道を歩み始める(当時最年少)。1993年衆議院議員初当選。1998年郵政大臣、2008年消費者行政推進担当大臣、2012年自由民主党総務会長、2017年総務大臣。2020年自由民主党幹事長代行。現在は、自由民主党情報通信戦略調査会長。岐阜県第1区。当選11回

辻元清美 : 1960年奈良県生まれ、大阪育ち。早稲田大学卒業。学生時代にNGOを創設、世界60カ国と民間外交を進める。1996年初当選。衆議院議員7期。2009年国土交通副大臣、2011年災害ボランティア担当の内閣総理大臣補佐官、2017年国対委員長等を歴任。2021年衆議院選挙で落選するも、翌22年の参議院選挙の比例代表で当選。現在は、立憲民主党代表代行、ジェンダー平等推進本部長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あらたん

    ベテラン女性議員の対談本。政治家の日常が身近に感じられた。手軽なお仕事本としてよくできている。政治は困っている人の代弁者、という野田聖子の言葉が腹に落ちた。 また、思想信条は違うけど実は辻元清美のことは結構好き。この本を読んでも彼女のとてつもないコミュニケーション力と行動力がよく伝わってきた。 普段、SNSではボロクソに言われているけど長く選挙に通っている政治家の人間力は半端ないんだろうなとも感じさせてくれた。

  • どら猫さとっち

    自民党議員の野田聖子、立民党議員の辻元清美。相反する関係のなか、二人はとても仲がいい。そんな二人の政治の問題とプライベートのあれこれ。 そして、女性議員が少ないのは何故かなど、超本音で語り合う一冊。本書には高市早苗首相のことが出ているが、本書が刊行されたのは今年の6月。日本初の女性議員が4ヶ月後に登場したことに、彼女たちはどう思っているか。続編を切望したい。。

  • 崩紫サロメ

    自民党と立憲民主党の同い年二人の対談。「変な女」あるいは「怖い女」として見られるのは何が問題なのか。まず、女性議員が少ないのだが、当選した女性議員を育てるのではなく使い捨てており、キャリア形成ができていないという点は二人とも指摘している。政治家という職業は特殊ではあるが、経済的な不安定さ、出産との両立が困難であることなどは多くの女性が直面している問題と共通するだろう。

  • OjohmbonX

    野田聖子と辻元清美という国政のベテラン政治家が仲が良いということも知らなかった。二人の対談で、目の覚めるような認識が示されるとか、深い議論が展開されるわけではないが、政治家という特殊な職業を選択した女性、人生を生きている普通の人間としての実状をとても率直に語り合っている。自民党で造反4回、公認取り消しもあり、選択的夫婦別姓制の賛成派という異端のポジションにいる野田聖子の、党に頼らないこの中選挙区的なマインドは党に依存しなくても選挙に勝てる地盤の固さにあるのだろう。

  • みじんこ

    様々な場面で目立つ二人が女性議員として感じる政治の男性優位性、育児や介護などの生活と政治家の両立の難しさ、給料と出費まで率直に語り合っていて気軽に読めた。ただの文字でも法律を作ることは社会へのビルトインの意味があるというのはなるほどと思う。クオータ制と女性議員が増えることによる影響は勉強になり、安全保障等含めた全体の政策的なバランスとしても一定の割合必要なのだと思えた。野田議員は与党ゆえのメリット、政界のビッグマムとして他党の女性政治家まで引き抜いていく方法まで語っており、一理ある&手ごわいと思った。

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