Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• yoshida

  読了日：2018/05/26

  逆瀬川にますます惹かれる瑠璃。惹かれることの理由は分からないが、焼かれるほど危険な恋だということは明確である。逆瀬川の過去を知る女・蒲生田。蒲生田の狂気。その狂気と闇の深さは逆瀬川の危険の深さを表している。瑠璃の行動を見ていると、瑠璃はもはや止まることは出来ないし、待つものが煉獄であれ進んでいくのだろう。なぜ瑠璃はそこまで逆瀬川に惹かれるのか。ヤクザで過去に起きた出来事を知り、将来に危険しか見えないのだ。理由はどうしようもない。若さ故の盲目さかも知れない。内容と画が絶妙に合い読ませる。次巻の発売が楽しみ。

• ぐうぐう

  読了日：2018/05/24

  歳の離れたヤクザを愛する女子大生。『潜熱』がユニークなのは、主人公の瑠璃が恋するのに、男のヤクザというプロフィールがなんら意味を持たないことだ。男のアウトローな背景に惚れるのではなく、あくまでそこに理由はない。恋に落ちた男がたまたまヤクザだった、という展開だからこそ、瑠璃は怯まないのだ。正しいも間違っているもない、ただただ恋の熱だけが瑠璃を動かす。

• 空のかなた

  読了日：2018/09/26

  タイトルの「潜熱」が象徴的な造語。潜った熱。表面からは分からないけれど、確実に大学生の瑠璃の身体の中には、逆瀬川さんへの止められない想いが、どんどん巣くっていく。懲りもせず、地味で幸薄そうな長い黒髪の若い女に牽かれる逆瀬川。どうしようもないおじさんなのに、惹かれていく瑠璃が加速していくこの２刊は、前の刊よりも危うさがあり良かった。そのうえ後半に出てくる、目が死んでいるような蒲生田さんの潜熱も壊れかかっている。渦のようにうねり始めた展開になんとも言えない嫌な感じが残るのが、この漫画の魅力なのかもしれない。

• はるみかん

  読了日：2018/07/22

  息子からの借り本。やはり薄目で読了。

• カラシニコフ

  読了日：2018/07/17

  どんどん深みに、ハマっていく…。いや、潜っていく。 ★★★★☆

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します