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令和の幸福論 弱さを愛せる社会へ(仮)

野澤和弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805889459
ISBN 10 : 4805889454
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

少年犯罪の厳罰化、いじめ、ひきこもり、自殺、津久井やまゆり園事件、障害者の身体拘束、ALS嘱託殺人、依存症、虐待する親たちの増加、正社員の解体…未来をすりつぶす社会。そこに希望はあるのか?若者・家庭・障害者などの視点から社会の変化を見続けてきたジャーナリスト/重度知的障害者の父が、“劣化”し続ける社会の現実とこれからの時代に必要な価値観の転換を“スロー”に考える。

目次 : 第1章 あの風はどこへ―1996年から考える/ 第2章 未来がすりつぶされる/ 第3章 大人たちの憂鬱/ 第4章 楽園とスティグマ/ 第5章 令和の幸福論/ 終章 宝の島はどこにある

【著者紹介】
野沢和弘 : 毎日新聞客員編集委員、植草学園大学副学長・教授。1983年、早稲田大学法学部卒業後、毎日新聞入社。長年、社会部記者として活躍。“ひきこもり”をメディアとしていち早く取り上げた「ガラスのくに」、児童虐待防止法成立のきっかけとなった「殺さないで」など、若者・家庭・障害者の視点から社会を捉えた調査報道で知られる。社会保障担当の論説委員を10年務めて退職し、現職。障害福祉関連の政府検討会委員を歴任するほか、津久井やまゆり園事件には利用者支援検証委員会メンバーとして関わり、東京大学「障害者のリアルに迫るゼミ」の主任講師も務める。重度の知的障碍者・自閉症の子どもの父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • メル

    障害者、難病患者、児童虐待、いじめ、少年犯罪、依存症、少子高齢化etc.新聞記者として長年関わってきた内容に、障害を持つ方の家族としての視点も含めて、多岐に渡って考察した本。あえて分ける必要もないけど高齢者、生活困窮分野はやや少なめか。 私のような福祉初心者にもとても読みやすく、無知ゆえに知らない事実もたくさん。文中、社会的弱者に向けた施策の充実化を、やさしい風というような表現をされているが、この風が絶えたとき、国が滅びるような気がしました。 変な言い方ですが、どうか心ある強者にも届きますように。

  • 亀山正喜

    最新刊。友人の書評より。こどもが置かれた状況、親世代が置かれた状況を概観したのちに、やまゆり園、ALS嘱託殺人などに展開していく。特別な結論があるわけでないが、問いは重い。幸福とは。穴をどう埋めていくか。挑戦していきたい 。

  • おおまさ

    社会がすごい勢いで変化しているように思う。昔の経験や体験をもとにして、生活するには無理がある。誰かにしてもらう、させるではなく、まず、自分が何をするかである。

  • チバ

    第3章までは一般的な話に終始し内容の薄い本かなと思ったが4章から著者の考えがより表現されるようになり、その後は第3章までの説明を無駄にしない持論が語られ全体として腑に落ちる構成だった。津久井やまゆり園事件は当時ショックを覚えたが色々な背景を思い考える事を止めてしまっていたがこういう風に考えればよいのだと答えを教えてもらえた気がし胸のつかえがとれたようだ。大きな成功や富がないとしても、もともと人間は素朴な幸せがあれば生きていける。そういうことだ。

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