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Books

(映)アムリタ 新装版 メディアワークス文庫

野崎まど

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049128161
ISBN 10 : 4049128160
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》初代受賞作にして、『バビロン』『正解するカド』『HELLO WORLD』を手がける鬼才・野崎まどの作家デビュー作! 大学の映研を舞台に贈る異色の青春ミステリ、新装版!

【著者紹介】
野〓まど : 東京都墨田区生まれ。『相撲』などが絶大な人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて

    『なぜそこまでして映画が見たいのだろう。なぜそんなに映画が好きなのだろう。僕にとって映画とはなんなのだろう。映画とは、一体なんなのだろう』。そんな思いの先に『映画作り』に深く関わっていく大学二年生の二見遭一の姿を描くこの作品。そこには作品冒頭からは全く予想できない衝撃的な物語が描かれていました。『映画作り』の奥深さを感じるこの作品。表紙に描かれた最原最早のほのぼのとした姿が別物に見えてもしまう衝撃的な展開で魅せてくれるこの作品。これって、SFなの?という展開含め最後まで楽しませてくれた、そんな作品でした。

  • HANA

    読む前までは大学の映画サークルを舞台にしたライトな恋愛小説というイメージだったのだが…怖い、滅茶苦茶怖い。最初こそ大学生活の楽しさを描いているのだが、頁が進むにつれて、映画の撮影が進むにつれて、どんどん不穏さが増していくのはもう最高。映画の中に潜む魔を描く作品は数多く、天才、マッドサイエンティストを描く作品もまた多いけど、本書は間違いなくその系譜に連なる一冊。さらには某名作ホラー映画と某名作SFを連想させるような内容でもあり…。ラストも含めてSF・ミステリ・青春小説のこの上ないハイブリッドでありました。

  • オフィーリア

    脳をガンガン揺さぶられる強烈な読書体験でした。大学生が自主制作映画を撮る青春モノのノリでサクサク読み進めていたら、いつの間にかそこは天才の作った狂気の世界。作品には、映画には、人の心を動かし、人生を変える力がある。創作って何とも素晴らしく恐ろしい。

  • ami*15

    “天才監督”が作る人々を魅了する映画を巡る「ミステリー」と亡き恋人と二見の姿を重ね合わせる最早の「恋物語」の2つの姿を楽しむことができた1冊。この物語はまるで危ない「薬」のよう。読み進めば進むほど中毒になってしまうし、最早の奇人ぶりには惑わされそうになる。最原最早の映画は「観た人を楽しませる」ものではなく、定本と二見に捧げる彼女なりの「究極の愛情表現」であることを強く感じさせてくれた。この「映画」はきっと私にとって何度も読みたくなるものになると思いました。

  • 如水

    『映画を見ただけで、人生を過ごしたのと同じだけの感動を与えればいい』そんな事を言ってのける彼女は天才か悪魔か…野崎まどのデビュー作。【アニメ:バビロン】で興味を持ったので読んだのですが、この人【正解するカド】や【HELLOWORLD】の原作者だったんですね…感想は『これぞミステリー』。主人公が映画のコンテに夢中になり2日間読みふけるって言う事自体ミステリー(笑)映画製作「月の海」の元になったであろう?小説の題名「アムリタ」。『何が不死となり得るのか?』と言う所がキーです。この通りだと…凄ぇ不死になれる🥶

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