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ISBN 10 : 4779130301
Content Description
二つの言語の間にある溝から紡ぎ出される言葉遊びと思考の地図。「エクソフォニー」で表わされる文学観を実践しつづける多和田葉子の作品から、日本語で書かれた中・長編小説を選び、「エクソフォニー」を支えるモチーフと理論について書く試み。
目次 : 第一部 起源への問い(欲望主体の成立―『三人関係』論/ 故郷への問い―『犬婿入り』論)/ 第二部 翻訳すること/書くことのアレゴリー(逃走線の造型―『文字移植』論/ 抑圧されたものの系譜と書くことの危機―「無精卵」論)/ 第三部 エクソフォニーの地図(思考する女の群れ―『飛魂』論/ 女から女へと伝わる言葉―『旅をする裸の眼』論/ 多和田葉子の地図―『旅をする裸の眼』とJ・ラカン『アンコール』/ ホッキョクグマへの生成変化―『雪の練習生』論)/ 第四部 震災後のエクソフォニー(死の欲動と未来―『献灯使』論/ 女性遊歩者の思索―『百年の散歩』論/ 3・11以降のエクソフォニー/ノマディスム―「Hiruko三部作」論)
【著者紹介】
野島直子 : 1957年生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士課程修了。文芸評論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かふ
読了日:2025/08/24
rinakko
読了日:2025/07/15
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