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ISBN 10 : 4006003420
Content Description
過去の事実はどのようにして知ることができるのか。私たちは過去を想起し、その痕跡から歴史的事実に迫ろうとするが、そのとき唯一の客観的な「歴史的事実」とは何であるのか。「歴史の物語り論」「歴史修正主義論争」など歴史認識の問題を、科学哲学・分析哲学の立場から、七日間の講義という形式でわかりやすく解説する。現代文庫版では、「補講2」として歴史学者・遅塚忠躬の「歴史の物語り論」に対する批判にこたえた反批判も収録。人文科学の在り方を問い直す、知的刺激に満ちた本。
目次 : 第1日 歴史哲学と科学哲学/ 第2日 歴史認識をめぐる論争/ 第3日 出来事としての歴史/記述としての歴史/ 第4日 歴史における説明と理解/ 第5日 歴史の物語り論(ナラトロジー)/ 第6日 過去の実在/ 第7日 歴史記述の「論理」と「倫理」/ 補講1 過去の実在・再考/ 補講2 「歴史の物語り論」のための弁明
【著者紹介】
野家啓一 : 1949年宮城県生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院科学史・科学基礎論博士課程中退。東北大学文学部教授、同大学文学部長、同大学理事・副学長を歴任。東北大学名誉教授。現在、東北大学教養教育院総長特命教授。専攻は哲学・科学基礎論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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