Product Details
ISBN 10 : 4791770749
Content Description
未知と既知、科学と哲学、事実と虚構、記憶と忘却。どちらでもあり、どちらでもない、哲学的思考のラディカリズム。背反するどちらか一方に定位するのではなく、その“はざま”で紡がれた思索が、わたしたちの日常に深く根ざした「真理」や「常識」に揺さぶりをかける。科学哲学、分析哲学、現象学、物語り論の境界線上に、しなやかな文体で刻まれた、哲学的探究の軌跡。
目次 : 1 未知と既知のはざま―哲学のために(哲学とは何か―科学と哲学のはざまで/ 哲学のアイデンティティ・クライシス)/ 2 科学と哲学のはざま―科学哲学(「真理」の構成的側面―プラトニズムとニヒリズムのはざまで/ マッハ科学論の現代的位相―実証主義と反実証主義のはざまで ほか)/ 3 言語と哲学のはざま―現象学と分析哲学(フッサール現象学と理性の臨界―近代と脱近代のはざまで/ 言語の限界と理性の限界―分析哲学からポスト分析哲学へ ほか)/ 4 科学と社会のはざま―科学技術社会論(「情報内存在」としての人間―知識と情報のはざまで/ 科学技術との共生―技術主義と精神主義のはざまで)/ 5 記憶と忘却のはざま―東北の地から(東北の地から―震災と復興のはざまで/ 「今を生きる」ということ―記憶と忘却のはざまで)
【著者紹介】
野家啓一 : 1949年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程中退。東北大学名誉教授・総長特命教授。日本哲学会元会長。専攻は哲学、科学基礎論。1994年第20回山崎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .