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宇宙に行くことは地球を知ること 「宇宙新時代」を生きる 光文社新書

野口聡一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334044978
ISBN 10 : 4334044972
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2005年、アメリカのスペースシャトルで初飛行、2009年12月からの2度目の宇宙飛行ではロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、163日間に及ぶ宇宙長期滞在を経験した宇宙飛行士の野口聡一さん。「宇宙好き」で知られ、これまで宇宙に関する数々の楽曲を発表、同時にNASAの宇宙情報をこまめにチェックし、ツイッターで分かりやすく発信しているミュージシャンの矢野顕子さん。2020年、スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン」運用初号機Crew‐1への搭乗を控え、2人の対談が実現。「誰もが宇宙に行ける時代」の到来という歴史的転換点を迎えた今、両者が語る宇宙の奥深さと魅力とは?

目次 : 第1章 宇宙で感覚や心はどう変化するか/ 第2章 死の世界/ 第3章 生の世界/ 第4章 3度目の宇宙へ/ 第5章 スペースX―イーロン・マスクと「宇宙新時代」/ 第6章 宇宙に飛び出すことは地球を知ること

【著者紹介】
野口聡一 : 東京大学大学院工学系研究科修了。博士(学術)。1996年、宇宙飛行士候補者に選抜され、米国NASAジョンソン宇宙センターにて訓練を開始する。2005年、スペースシャトル・ディスカバリー「STS‐114」ミッションに搭乗し、日本人として初めて国際宇宙ステーションで船外活動を行う。’09年、日本人として初めてソユーズ宇宙船に船長補佐として搭乗し、約半年間の長期宇宙滞在を経験する。’14年、世界中の宇宙飛行士の親睦団体である宇宙探検家協会会長に就任。’20年、米国人以外で初めてスペースXの新型宇宙船クルードラゴンに搭乗する予定。宇宙滞在日数177日

矢野顕子 : 青森市で過ごした幼少期よりピアノを始める。1976年、『JAPANESE GIRL』でソロデビュー以来、YMOとの共演など、活動は多岐にわたる。2020年、三味線プレイヤーの上妻宏光とユニット「やのとあがつま」を結成、民謡をモチーフに新たな音楽を提案したアルバム『Asteroid and Butterfly』をリリース

林公代 : 神戸大学文学部英米文学科卒業。日本宇宙少年団の情報誌編集長を経てフリーライターに。宇宙・天文分野を中心に取材・執筆。NASA、ロシア、日本のロケット打ち上げ、ハワイ島や南米チリの望遠鏡など宇宙関連の取材歴は約30年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MI

    矢野さんは宇宙のことをTwitterで配信しているきっかけで今回の対談が実現した。矢野さんは視覚が弱い分、聴力に長けている。車のエンジン音の違いで故障具合がわかること宇宙好きで鋭い感情を持っていることに驚いた。野口さんの宇宙に対する思いや今後の宇宙ビジョン、トヨタや民間宇宙ステーション構想をしている企業が沢山あるから宇宙ビジネスの広がり、「ご近所の宇宙」として開かれていくことや「宇宙は引き算」新鮮な食べ物がない、色も音も何もない世界が宇宙の世界が興味深い。宇宙飛行士の栄光だけでなく、死生観は凄みを感じた。

  • アキ

    野口さんも矢野さんも興味深いお話をされていたが、この本で一番印象に残ったのは「宇宙体験は引き算の世界だ」という野口氏の言葉。音がない。気配がない。絶対的な闇の宇宙から、命の鼓動や水の動きのある躍動的な眩い地球を見る視点を経験した時、自分は何を感じ取るのだろう。先日読んだ本で得た死後から見た視点と共に、宇宙からの視点を持ち続けよう。それだけで読んだ価値がある。宇宙に行った人間はまだ数百人だけ。多くの人が宇宙を経験すれば考え方も変わるもの。ただ商業利用だけは阻止したい。中国は月に最多の探査機を打ち上げている。

  • ニッポニア

    野口聡一×矢野顕子。以下メモ。宇宙の夜、一気に闇が襲ってくる、手が曲がっているのか、伸びているのか、何もわからなくなる、我々はかなりの部分を目に頼っている。宇宙生まれ宇宙育ちの人間が生まれたら。宇宙空間の絶対的な孤独、創作活動に与える影響。宇宙飛行士のその後、新しい目標がなくなる、困難な日常への帰還。過酷な場所での訓練は、極限状態に置かれることで自分も知らない弱みが曝け出されるため。スペースxはデザイン、黒いスタッフ衣装NINJASも特徴的、快適、リカバリーの速さ。全員の不満にばらつきがないことを目指す。

  • きみたけ

    宇宙飛行士野口聡一さんとピアニスト矢野顕子さんの異色の対談本。矢野さんの「大人の女性だって宇宙が知りたい欲」があふれる内容に笑ってしまいました。「手で感じる水平線」「硬さで感じる温度」「指先で聞く音」といった宇宙ならではの感覚を語っていて、改めて死と隣り合わせのお仕事であることを実感しました。またイーロンマスクのスペースX参入へのこだわりや民間企業の取り組みを紹介、最新鋭の設備に「宇宙へのロマン」がふくらみました。

  • よしたけ

    野口さんのYoutube Liveを見て、軽快な語り口・引出しの多さに惹かれ本書を手に。宇宙空間での不思議な感覚(漆黒の闇では手足の感覚がない、無重力なのに地球に落下する感覚、手袋の硬さを通じて温度を感じる)、身近に感じる死(70回に一度は事故、宇宙服に穴が開いたら終わり)宇宙ビジネス最前線(スペースXやブルーオリジン。組織の身軽さ・決断の速さ)、アスリートとの共通点(結果を残してなんぼ、大舞台は数年に一度)、など多様トピックをミュージシャンで宇宙オタクの矢野顕子さんと対談。思わぬビジネスにも効く本だった

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