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青い鳥

Kiyoshi Shigematsu

User Review :4.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101349268
ISBN 10 : 4101349266
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2010
Japan

Product Description

みんな、ひとりぼっちじゃない――先生が、そばにいてくれるから。うまくしゃべれない教師と、傷を抱えた生徒たち。静かで温かな再生の物語。

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒──後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。

Content Description

村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒―後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。

【著者紹介】
重松清 : 1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。’91(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、また’10年には『十字架』で吉川英治文学賞を受賞する。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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重松先生の作品はどれも好きなのですが、一...

投稿日:2021/04/09 (金)

重松先生の作品はどれも好きなのですが、一番何度も読み返してしまうのはこれです。生徒達の悩みはどれも共感できるもので、村内先生の存在がとても救いになります。

コサカ さん | 千葉県 | 不明

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感動しました。ぜひ学校の図書館に置いて欲...

投稿日:2010/08/21 (土)

感動しました。ぜひ学校の図書館に置いて欲しいです。

でばがめ さん | 京都府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    重松清作品は数年ぶりだが、いつものあの重松節と再会することに。変わってないなあ。それは、脱力感とも安心感ともいえるものだ。彼の小説に漂う浪花節というか、演歌というか、そうしたある意味では透徹した通俗性がここにもある。8つの連作短篇集だが、冒頭の1篇で早くも鼻の奥がツンとなり、それからはこんなものに感動できるものかと突き放しつつ、最後の1篇では涙がこぼれ落ちそうに。主人公は、中学校の臨時教員の村内先生。彼がその学校にいるのは、数十日からせいぜいが2、3カ月。その存在は、まさしく「まれびと」に他ならない。

  • アサガオ先生

    「障害や病気を抱えながら教師として、働く同僚たちを数多く知っている◇皆、生徒の幸せを願い、全員に目を配り、アンテナをはりめぐらして『心の闇』がないか、見つめている◇家庭での悩み、虐待、人間関係、苛め◇『被害者も加害者も、皆、何かで悩み、もがき苦しんでいる。道を外れて不幸になりたい者などいるはずがない。物事には必ず理由が存在する』◇生徒の声に心を傾けなければ、彼らは一生『かごの中の鳥』のように、心の苦しい想いを外に出すことが出来ない◇彼らは、自分の中の孤独と闘い『どうすればいいのか』悩んで→2ページ目へ

  • らぱ

    40代になった今でも自分の精神年齢は 中2となんら変わらない。小さなことに傷つき・くよくよし、勘違いして急に元気になり、勘違いだと気付いてまたくよくよする。40代の自分は村内さんのような人には、なかなか出会えない。だから本を読むのだろう。たいせつなことに間に合うように。

  • テンちゃん

    内村先生(๑•̀ㅂ•́)و✧心に傷を抱えた生徒たち!『授業より大事なこと』( ̄へ ̄)『心に傷を負った生徒に寄り添うこと』⇨いじめ!(`ロ´)加害者の生徒!父親の自殺で苦しむ生徒!。°(°`ω´ °)°。うまく気持ちを伝えられず抱え込む生徒!o(>_<)o家庭を知らずに育った生徒!⇨生徒たちに寄り添い、心の支えとなる先生(﹡ˆ﹀ˆ﹡)『後悔!責任!を包み込み希望へ変えていく!』⇨『大切なこと』を教えてくれる!心が温かくなる!そばにいるだけで安心できる!私もそんな存在になりたい!傑作作品。☆(⌒_⌒)4.8

  • こーた

    何年か前、生物学の若手研究者に不正が疑われて、社会問題に発展したことがあった。科学者たちが会見を開き、それがテレビ中継される。かれらは現象の有無を説明しようと努めた。だが質問する側の記者たちは、その場の、あるいはテレビの向こう側にいる社会全体の空気を読んで、そこでウケるように振舞っていた。当然、議論は噛み合わない。研究者は口下手で、科学の対象である自然に忠実であろうとするあまり、あいまいな表現を繰り返した。明言を避ける様子は世間に不誠実と映る。内容は散々だった。ところで、テレビのコメンテータといわれる⇒

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