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入門講義 現代人類学の冒険 平凡社新書

里見龍樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582860719
ISBN 10 : 4582860710
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フィールドワークとはどのような営みなのか? 現代の人類学が「人間以外の存在」や「自然」に注目するわけは? 現代人類学の「考え方」が学べる画期的入門書!

【著者紹介】
里見龍樹 : 1980年東京生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得退学。博士(学術)。早稲田大学人間科学学術院教授。専門は人類学、メラネシア民族誌。著書に『「海に住まうこと」の民族誌』(風響社、第45回澁澤賞、第17回日本オセアニア学会賞受賞)、『不穏な熱帯』(河出書房新社、紀伊國屋じんぶん大賞2024入選)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ほし

    書名の通り、人類学が現代においてどのような変容=知的冒険を遂げているかが分かる良書でした。「異文化」を固定的なものとして描くのではなく、変化と生成的な運動を持つものとして捉える。そのなかで、「歴史」も植民地支配も含めた外部との「もつれ合い」により変化するものとして描く。さらに、人類学の対象として、自然や動植物といった「非-人間」をも含めることで、人間と動植物との相互行為的な関係性について捉えることや、「単一の自然/複数の文化」という切り分けを乗り越えようとする動きがあることが語られます。

  • 武井 康則

    今、人類学が大きく変わるかもしれない岐路に立っているらしい。今までは我々とは隔絶した環境ではるか昔からの慣習で生きている種族の所でフィールドワークするというのが人類学だったと思うが、今この現代、我々と隔絶した世界などあるのか。はるか昔からの慣習とはいつなのか、今自然も大異変が起こっているがその影響はないのか。かつて静的だったのが、今本来動的である人の生命をもっとリアルに描写できないものか。そんな今の人類学を7日、7回の講座で解説しようという試み。

  • teddy11015544

    まあ入門書ではないね。大学の講義そのものである。わからない部分は自分で勉強して、世界を広げよと。

  • たこらった

    「冒険」という言葉を入れるのはさぞ気恥かしかろうに、相当の覚悟あってのことだろうなと思って読んでみたら著者の夜郎自大ぶりの単純な反映でしかなかった。自著の宣伝ばかり。あとがきで自分の今後の仕事を“そして冒険はつづく”点点点、って図々しいなあ。人文科学としての人類学の輪郭は帝国主義時代は実線であったが時代が下るにつれて破線となり点線となり今では点と点の関係性も恣意的。人類学者の数だけ人類学がある。書物の数だけ著者がいるように。ならば読むべきは彼ら彼女らの注意深く澄んだ目と自省ある深き心以外の何だというのか。

  • Myrmidon

    所謂「文化人類学」の入門書(なぜタイトルに「文化」がつかないかは本書中で解説される)。筆者自身のフィールドワーク経験を題材にしながら、「人類学」全体の概説というより「現代」における人類学の変化や試みを解説する。面白いことは面白いのだが、自分は現代人類学の「自然科学」を相対化する言説にはあまり賛成出来ないなあ。所謂「他文化」を尊重することはともかく、例えば現代の科学否定論者や陰謀論者はどう扱うんだろう。「『岩』が生きている」とかは害が少なくとも、自分は「〇〇人はスパイだ」的言説は端的に否定すべきだと思う。

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