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ISBN 10 : 406539807X
Content Description
人間にとって
宗教とは何なのか?
浄土真宗の僧侶にして宗教学者の釈徹宗氏。
批評家・随筆家にしてキリスト者の若松英輔氏。
「信仰」に造詣の深い当代きっての論客二人が、
3年半にわたって交わした珠玉の往復書簡。
宗教には、心身をなげうって跳ばねば見えない領域がある
――釈
聖と俗の境界は「聖なるもの」のなかに存在する
――若松
「イエス・キリストは決して笑わなかった」というのは本当か?
――釈
必要なのは、根源的な認識とそれに基づく真の意味での共同体ではないか
――若松
先立っていった人の人生は、縁のある人の人生に混在して、血肉化していく
――釈
死者の実在は、生者の記憶や生者の存在に依存しない
――若松
【著者紹介】
釈徹宗 : 1961年、大阪府生まれ。僧侶、宗教学者。相愛学園長。武蔵野大学総長。浄土真宗本願寺派・如来寺住職。NPO法人リライフ代表。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。専門は比較宗教思想・宗教文化。論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞(第5回)、著書『落語に花咲く仏教―宗教と芸能は共振する』で河合隼雄学芸賞(第5回)、また仏教伝道文化賞沼田奨励賞(第51回)を受賞している
若松英輔 : 1968年、新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。「越知保夫とその時代―求道の文学」で三田文学新人賞評論部門当選(第14回)、『叡智の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』で西脇順三郎学術賞(第2回)、『詩集 見えない涙』で詩歌文学館賞詩部門(第33回)、『小林秀雄 美しい花』で角川財団学芸賞(第16回)、蓮如賞(第16回)を同時受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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