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ガラスの50代

酒井順子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065211212
ISBN 10 : 4065211212
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

精神的にはやっと成人式、グレイヘアをきらめかせ好きに生き始めるお年頃なのに職場では怖がられ、恋の8050問題を抱え、母親はさらに重さを増す。

目次 : 三度目の成人式/ 若見せバブル崩壊/ 働くおばさん/ 「懐かしむ」というレジャー/ 昭和と令和/ 感情は摩耗するのか/ 母を嫌いになりたくないのに/ 朽ちゆく肉体、追いつかぬ気分/ 性人生の晩年を生きる/ 五十代独身問題/ 再会と再開の季節/ 初孫ショック/ 「エモい」と「無常」/ セクハラ意識低い系世代/ 自分がえり/ 三つの「キン」コロナと五十代/ 好きなように老けさせて

【著者紹介】
酒井順子 : 1966年生まれ。東京都出身。高校生のときから雑誌にコラムの執筆を始める。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経て執筆に専念。2003年に発表した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とん大西

    なるほど、あるある、苦笑い…。男女の違いはあれどドライでクールな書きっぷりに「あぁ、そういうことなんだなぁ」と腑に落ちることしきり。『懐かしむというレジャー』にははげしく同意して感心。そうそう仰るとおりかもしれません。私ゃ「anniversary」や「リフレインが叫んでる」で知らず知らず掴まれますが(^^;

  • sayuri

    ローラースケートを履いて歌いたくなるタイトル。現在54歳になられた酒井さんのエッセイ18篇と巻末には「50代読者大アンケート」9つが収録。夏目漱石が亡くなったのは満四十九歳の時。その頃は人生五十年の時代だったが、今は人生百年時代。そう考えると50代はまだ人生半ば。そんな中、肉体の衰えを感じつつも、仕事や趣味、子供や孫の事、親の介護、性欲、老後など、考える事が尽きない50代の日常がリアルだ。印象に残ったのは「母を嫌いになりたくないのに」「再会と再開の季節」数年前に参加した高校の同窓会を思い出してニンマリ。

  • りゅう☆

    読友さんのレビューに惹かれて。50代に突入するまでまだ数年あるけど、読友さん曰はく50は一気にハードル上がる感じだそう。確かに30から40になる時よりも40から50になる時って心身共にすごい変化があると思う。更年期。この言葉は40になる時には遠い言葉だったもんね。運動はしてます。旦那サンとはラブラブです。でもお肉がたくさん食べれなかったり、疲れが取れなかったり、簡単に痩せなかったりと若い頃と違うとしみじみ実感。白髪、シミ、皺あり。でもそれを受け入れなきゃね。「好きなように老けさせて」それが一番かなと。

  • いたろう

    ガラスの10代ならぬ、ガラスの50代。体も変調をきたしがちな、心身ともにガラスのように繊細な年代、なのに、上の世代からも下の世代からも、頼りにされても心配はされない50代。人生50年時代の50代と比べて、明らかに「薄い」、今の50代。40代まではまだ若いつもりでいたのに、もう違うと気づく50代、等々。酒井さんとは、同年代のため、いちいち、そうそうと、うなづけるところも多いが、一方で、女性特有の問題、更年期障害、ホットフラッシュ、閉経等、男性以上に女性は50代で大きな体の変調を迎えて大変なのだと改めて認識。

  • そら

    来月50歳を迎える私にぴったりな本作。加齢と上手に付き合うための心構えとして様々なエッセイを読んだけど、この本がいちばんしっくりきた。シングルで出戻り、母親と同居の私としては親を鬱陶しく思うこともあるし、コロナ禍で人付き合いが減ったことも内心ウキウキしていたことを本作では肯定し、いたく共感の嵐でした。途中で過去にベストセラーとなった『負け犬の遠吠え』を書いた方とわかり、初老を迎えてなお"輝く"ことや"チャレンジし続ける"ことをゆるく強要する世の中にあえて「自由に老けさせて!」と言える著者に賛辞を贈りたい。

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