Books

どうして英語が使えない?

酒井邦秀

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480082466
ISBN 10 : 4480082468
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『試験にでる英単語』と『基本英文700選』で大学には合格した―でも少しも英語ができるようにならなかった「あなた」へ。英和辞典が気づかない英語・日本語の一対一対応と、学校英語・受験英語の人工言語化が日本人の英語力を低くしているのではないか。大量の英語のシャワーで、いままで習い覚えた英語をすっかりunlearnする必要があるだろう。ハリウッドのアクション映画『スピード』を見ながら、英語の決まり文句と生の発音を体得し、TIME誌掲載の野茂投手の記事から、60%の理解で速読・粗読する独自の方法を提示する。学校英語の害毒を中和するためのModest Proposal。

目次 : 第1部 英和辞典批判(一対一対応という幻想/ 英和辞典はGlorified Wordbook)/ 第2部 「学校英語=人工言語」論(乗っ取られた英語の音/ 句、構文、文法の一対一対応/ 受験英語の栄光と悲惨/ 学校英語という名の人工言語)/ 第3部 英語学習の未来(学校英語よ、さらば/ あたらしい出発)/ 付録 演習編

【著者紹介】
酒井邦秀 : 1945年生まれ。一橋大学社会学部博士課程中退。電気通信大学助教授。専攻、英米児童文学・英語教育。日本の英語教育のありかたに疑問を投げかける一方、自らも大学の現場や中学生を相手にさまざまな授業のやり方を模索中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Eradist

    再読。英和辞典について、著者は訳語は載っているが単語の定義やその文化的背景の記載がないと指摘。英和辞典は日々進歩しているが、訳語を求める受験の需要が辞書購買にある背景では、今後も単語の定義を日本語で記載したような理想とする辞書は販売される見込みはないとしている。英英辞書も日本人を対象に作られたものではないので欧米の文化的背景についての記載はなく、個々人で行間を読まなければならない。英和辞典、英英辞典ともに完璧なものではなく、読書や動画視聴なども通して、文化的背景を考慮して学習していく必要がある。

  • 新父帰る

    前回の「外国語の学び方に」に触発されて本書を古本屋で拾ってきた。「学校英語」もう何十年前になる響きだ。小生の日常生活で英語を使うことは100%近く存在しない。存在しないので今まで困ることもなかった。本書は「学校英語」「受験英語」「入試英語」「英和辞典」の弊害を徹底的に批判するところから始まる。予備校生がバイブルと崇める受験参考書を徹底的に貶めるので、きっと受験生が読んだらショックを受けるかも。著者の言いたかったことは、英語を日本語化してしまったことではないだろうか。日本語化した英語で話しても通じる訳ない!

  • Hirouch

    英語と日本語は数ある言語の中の二つに過ぎない。世界に英語と日本語しか存在しないかのように、英語の単語や熟語を無理やり特定の日本語に「一対一で対応」させることには無理がある、と。まさにその通りだと思います。彼が言う英語の習得、とは苫米地氏などが言う「英語脳」(英語という言語体系の中で世界を把握しメッセージを発信できる能力)を獲得することに通じていると思いました。悲しいのは、学校教育が、この本が出版された1993年からほとんど変わっていないという事実です。

  • ショウジ

    再読。SSS英語勉強法を再度実施するに辺り読み直しました。内容は古いです。勉強法としては多読を中心とした勉強法を主張しています。この本ができた時代に比べれば今はいろいろな勉強方法があります。多読だけでなく他の方法も活用していく事も検討の余地ありです。

  • Hidekazu Asai

    学校英語への容赦なき批判です。 受験参考書「でる単」「基礎英語公文700」を詳細に分析し、受験では使えても現実には使えない悲惨な本とみる。受験では使えても、現実には使えないということは受験英語が到達点である学校英語そのものが非現実であり、架空の人工言語だ、と批判する。 確かに学校で習った英語が息苦しくつまらなかったのは、「架空の人工英語」だったからでしょう。その英文、使うのか、という羅列と文法の規則を頭に詰め込み、さらに返り読みでまったく英語には興味を持てないどころか必要性を感じられなかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items